あまり大きな問題はないけど、メンテナンスのつもりで整体に来られる人はあまりおられません。ほとんどが痛みや痺れが出てしばらくしてから(かなりひどくなってから(笑))来られます。

整体は痛みや痺れを取るのが目的ではなくて、それらを基に体の歪みを修正していくことなんでが、体の歪み方は簡単ではなくて意外に複雑なんですよ 何年も何十年もかかって歪んだ体は例えて言えば釣り糸が滅茶苦茶に絡まったようなものです。 ある程度解けたとしても糸に癖が付いているような状態なんです。だから痛みが無くなったから全てが良くなった訳ではないんです。

体はオーケストラのようなものです。色々な楽器の奏でる音がうまく協調することによって、素晴らしい響きになるんですが、一部のパートが調子が悪いと全体としては良い響きになりません(なんか調子悪いなぁって感じでしょうか) しかも体はどこか調子が悪いと他の所がカバーするのでいつもより一生懸命働かなければなりません。 ちょっとの間ならいいけど、そこがまたSOSをだせばまた他の所が…。この連鎖で体全体がガチガチになっている人が沢山います。

どこかで読んだ本には寿命の事が書いてあって、適切に使えば血管100年、神経200年、筋肉半永久(でも適度に休めたら)と書いてあったと記憶しています。筋肉は使いすぎなければ半永久に使えるらしい。でも実際は使わないで硬くなったり、使いすぎて硬くなったりで寿命よりはかなり短い使い方をしてるんではないでしょうか

現代ではなかなか難しいかもしれませんが、体の声を敏感に聞けるような生活をしたいものですね