ノーマークだったドラマ「ちょっとだけエスパー」
遅ればせながら見始めました。
最推しの新原泰佑くんが3話から出演すると、
3話放送日に告知あって
慌ててです。
ドラマ感想・批評されているブロガーさんのブログは結構読んでいるので、
野木亜紀子脚本にしては、ちょっとビミョーかな…と評されているのも、
2話ラストでまさかの皮肉エンドがあることも、
既に知った状態で、1話から見始めました。
ねぇ、めっちゃよいじゃないですか…![]()
ドラマをはじめとした娯楽や芸術に審美眼があって、
昨今のエンタメに厳しい目を向けているブロガーさんって、
もう今ほどんどのドラマを愉しむことはできないんだろうな…
批評の目を持てるのは素晴らしいことだけど、
それって幸せなんだろうか…
って思いました。
(余計なお世話ですね、すみません。)
たしかに、野木さんの脚本って、
「アンナチュラル」も「MIU404」もかなり社会性の高いメッセージを含有している。
でもエンタメとしても面白く作られている。
合間コメディで楽しみつつも、深く感動の波が押し寄せるラスト…、
その2作は圧巻のドラマでした。
「ちょっとだけエスパー」は、
エスパー能力がちょっとだけで、
エスパーの会社の社長(岡田将生くん)は「世界を救う」とは言うけど、
救っているのは個人の幸せ…、
ちょっとだけ…という、ビミョーさ具合が緩い感じ。
でもちょっとだけ社会性のあるメッセージも込められている。
2話の、売れない画家が贋作に手を染める。
「溺れる者は藁をも掴むというでしょ、でも藁しかないから藁でも掴むしかないんですよ」
それに対して主人公(大泉洋さん)は言う、
「掴んでいるものが藁だという自覚がある。自覚なく横領していた自分より立派だ」と。
また贋作を売るのは、単に金のためじゃない、世間への復讐みたいな意味合いがある。
そもそも、エスパー仲間は皆人生に一度失敗した者たち。
会社の金を横領した文太や、家族を守るために人殺しをした桜介など。
過ちを犯してもやり直せる、そんなあたたかい眼差しがあるように感じた。
まだ謎めいている設定などあって、
これからも楽しみなドラマです。
まだ3話までしか見てない…。


