「俺そろそろ仕事もどらなきゃ、土方さんがうるせぇから。」



ぷくぅ~と膨れるアタシ。




「おぃおぃ、そんなに膨れんなよ。


仕事終わったら、また会いにきてやるから」



そういって総悟くんはアタシの下あごを、くぃっと持ち上げるとキスした。



さっきまで怒っていたのも、なんだかもみ消されたみたい






「じゃ、またあとでな」


そういってはにかんで去っていく総悟くん。



アタシたちが一緒に暮らして、


総悟くんをご主人様と呼べる日はいつくるのかな?














超超短編ですww

よくなかったですが、見た人、コメントよろしくお願いします。




「おめぇ・・・なんでこんなに濡れてるんでィ?」




「ち・・・ちがッ―――ぅ」




























「ほら、」


と渡してくれるハンカチ。




「ぐすっ・・・」


受け取って涙を拭く。







「さて、おめぇさんは何で泣いてるんでィ?」





「ふっ・・・ふられたんだよぉぉぉぉ」



「へぇ~、誰にふられたんでィ?」





「あんたにだろ!!!」




ふぅ~っと柱に寄りかかって総悟は頭をかいた。



「だから言ってるじゃねェーか。


お前さんが俺のところに来るのはまだ早ぇし


大体俺と同棲となると屯所に住まなきゃいけねェ、


屯所には男ばっかりで、特に土方とかゆうマヨネーズ野郎は危険なんでィ。」




「ぐすっ・・・全然早くないし、総悟くんは18でアタシは16ダヨ・・・


別に屯所に行ってもいいし、だって総悟くんが守ってくれるんでしょ・・・?」




ドン―――ッ



壁に押し付けられた。


総悟くんの顔が近い。



「それでも、土方がいるんでィ



それから・・・」



総悟くんが耳元で



「総悟くんじゃなくて、ご主人様・・・だろ?」



手首を掴まれていてうまくうごけない。



「く・・・くすぐったいよ・・・。」



「言えよ・・・ご主人様・・・だろ?」



・・・・・・・・・・



「一緒に住んでないのにご主人様じゃないもん!」



パッとごしゅ・・・じゃなかった、総悟くんが頭を上げた。



「なんだ、せっかくいい雰囲気だったのに。」









王子様☆2




そう、ここが土方さんと私の秘密の場所。


このお店はもう潰れてる。


店先の軒先の屋根に空いた穴・・・・・・。



「ぷぷぷっ、土方さんが・・・・・・」



と口に出した瞬間、しゅん、となってしまった。



もう屯所に行くのはやめよう。


なんて思ってた時、



「お姉ちゃ~ん、遊ばなぁ~い」



声したほうを振り返る。



「ぷぷぷ・・・、土方さんじゃないですか。」



土方さんのバックに太陽があたって、


土方さんがなんだか、


「土方さん、発光してる。」



またおかしくなって笑ってしまった。



「なんだよ。いつもどおり元気じゃねぇーかよ」



「ほら、さっさといくぞ!こんなとこ・・・・・・。」



と、土方さんが手を引っぱった。



「・・・・・・土方さん・・・・・・


迷惑ならいいんですよ。



アタシ、土方さんに口止めとか言って・・・・・・




無理に抱きしめてもらったり・・・・・・。



あ、でも、もう屯所にはいきませんから―――ッ」




あれ・・・・・・涙でてきた・・・・・・



「ンだよ・・・そんなこと心配してたのか・・・


お前も知ってるだろ?


総吾はドS星の王子だぞ。


あいつ、お前をいじめて楽しんでるだけだ。まともにあいつの話まに受けてんじゃねぇーよ」



後ろを振り返って涙を拭いてくれる土方さん。





「・・・・・・だよ・・・」



「えっ・・・なんて?」





「・・・・・・い、いいか・・・一度しかいわねぇーから、よぉ~くきけよ・・・」




すぅ~っと土方さんが息を吸った。」





「おっ・・・俺のぉーかッ・・・かのッ――」





「あっれぇ~誰かと思えば土方さんじゃないですかィ。



どうしたんですかイ?」



沖田さんがひょっこり現れた。



「あれぇ?女となにやってるんですかィ仕事中に。



おぉーい、みんなァみてくれよォ土方さんが女とイチャついてるぜ」




「そ・・・そうごぉおおお~~!!!」









――私は、今日も屯所に通う。

土方さんに会いに・・・・・・




「土方さんは会議中ですぜェ」



と、沖田さんがアイマスクを押し上げながら言った。



「そういえば、土方さんとあんた、どんな秘密をもってたんでィ」




「あぁ、それは、



あの店じまいしてたお店のちょこっとでた屋根に、


土方さん刀が刺さって抜けなくなってて・・・・・・」




沖田の姿は、もうそこには無かった・・・・・・





エンド