骨になった日
去年の暮れに倒れて、もう長くはないと思って火葬業者探しを開始。
霊園にするか、移動火葬にするかは結構悩んだ。
んで、なかなか決められないので先に決めたのが骨壷。^^;
ドン引きされると思って今まで隠してたんだけど、やっぱり引いた
でもねー、あの味気のない白磁の骨壺には入って欲しくなかった
んですよ。
気持ち大きめの4.5寸。
リキは骨太なので、入るか心配だったけどギリギリセーフ。^^;
で、火葬は何軒か業者を調べておいたんだけど、なんとなく決めたのはグーグル検索で上位のほうに出てた業者。
ホームページも派手じゃないけど安心出来そうな雰囲気で決定。
来た人は代表者の名刺を持ってたけど、どうもその人だけでやってるような感じだった。
車は旧型の日産のバン。
焼き芋屋みたいな車なら、何となく分るけど普通のバンに火葬の炉を積むなんて、初めて考えた人は凄いな。
発電機のブーンというかすかな音がするだけで、静か。
屋根の上に熱の排出口があって、そこだけ熱せられた空気がユラユラしてるのが見えました。
煙が出るのではないので、これがペットを火葬している車だとは誰も気がつかないでしょう。
ただ、あまり人通りのあるところでは、やらないと言ってた。
リキを炉に入れるのはワタシがやりました。
硬直してしまったリキを炉の中に横たえて、よくがんばったなと声をかけた。
焼き終わったら連絡をくれるというので、家で待機。
かかった時間は1時間半くらいかな。
てっきり、焼けたそのままの状態を見れると思ったのに、かかってきた電話で「これからお部屋にお持ちします」と。
で、お盆にある程度部位ごとに分けられたリキの骨が載って来たのです。
真っ白な骨、手足の骨は見事な太さで、崩れもほぼありません。
自分で骨壺の中に手で摘んで入れていきます。
その間は、火葬屋さんは外に出て待っています。
不思議な空間と時間でしたね。
ずーっと眺めていたかったけど、ハッと我に返って黙々と骨を入れます。
最後に、頭蓋骨を入れて終了。
骨壺は自前なのに、料金は引いてくれなかったな。
かかった料金は、25,000円でした。
ワタシが死んだ時に、リキの骨も一緒に混ぜてもらおうかな。
寂しいには違いないが・2
今日は仕事収め。
無駄に天気が良くて快晴です。^^
リキが居なくなって良かったことを無理やり考えるシリーズ第2弾!
1.ハンドクリームをつけてリキを撫でるのはしたくなかったので、毎年
冬は手荒れがひどかった。面倒を見ている間は手を洗う機会も
多かったから、これからはケア出来るな。
でも、パソコンを弄る事が多いので、やっぱりハンドクリームはつい
忘れてしまうかな。
2.リキを気にしつつ、パソコンに向かい、リキが寂しかろうと撫でたり
世話をしつつパソコンに向かう。
これでずいぶんと集中力が散漫になっていたものです。
だから、本当は今年はある資格試験に挑戦したかったんだけど断念しました。
来年は、勉強に仕事に、今まで以上に集中して頑張らなくちゃ。
最後に、秘蔵写真を。
リキがお手をしたり、立ち上がってオヤツを催促したりするようになったのは
これが原点だったのかも、という写真です。
今の気持ち
あれからずっと、リキの事を考えていないのに急に涙が出てきたりします。
悲しくて寂しい、これがペットロスの気持ちなんですね。
昨日、一瞬だけ背後にリキの存在を感じたけど、それ以降はまったく
感じません。
気持ちは悲しいけど肩の荷が下りた、そんな感じです。
母親が長期入院して、心の寂しさを埋めたくてペットを飼いたいと思った、
あの20年前に戻ったようです。
自分の年齢を考えると、もう子猫から飼う事は出来ないと思うけど、
まだ1年くらいは出来ないと思うけど、身寄りの無くなった猫の里親に
なれたらいいな、そんなように考えています。
リキから学んだ事を、このままにしてはもったいないですから。