『あなたを愛してる言葉に耳を傾ける。心配とはそれを持つ人のための感情。愛ではない。』


私は前回、自分の体験に絡めて~と言ったな……

結論:とてもムズカシかったです……🙂


どうにも小説っぽく……つまりフィクションぽくなってしまう。伝えようとして、『分かりやすく』で飾って、自分の言葉じゃなくなる。

私もありのまま一言一句、書けたら良いなぁ~と思ったけれど、自分含めた愛の無い世界が露呈するだけだから良いや……(*´・ω・)

この本との出会いだけ、さらっと並べます!


きっかけは著者のアカウントによる、『人類は2018年に滅亡してたはずだった』という旨のtweet。

それを見た時に、そう!ってなった。

私は2018年くらいから、とっても『ボーナスステージ』を感じていた。いや、ボーナスステージは言い過ぎかな……飲食店でいうアイドルタイム、かも。
細かく言うと2018年の3月21日、私からひとつ大きなものが消えてしまったからなのかなと感じてるんだけどそれは余談なので置いておくとして。

とにかくそのtweetをきっかけに、アカウントを遡っていき、『本』を見つけて手に入れたのが5月。
部屋の掃除をして、風通しも良くしてめちゃめちゃ気持ちいい風の吹く晴れの日(お日柄が良いぞ!)に本を開いたのだ。


結果、冒頭24ページ程で満足してしまう🙃

昔っからなんだけど『自分に良いものだ』と理解した瞬間に、そこから離れてしまう心のクセがある。その日の天気も相まって、本との出会いを祝福された気がした。
そして『これは買って正解な本だったな……(パタン)』
からの、なんと七か月間の放置である。
すごい。釣った魚にエサをやらないとはこの事じゃあないか。エサをやらないにも程がある期間だ。

ついに七か月後のある日。めちゃめちゃに荒れた部屋を片付けている時にふと本を発掘し、三秒くらい本と見つめあった。(気がする)

読んでみよう。
というか読まなくちゃいけない気がした。それが去年12月の半ば。


再度開いて、登場人物達のハイスペックさに遠い世界を感じたりしつつ──しかし主人公には絶大なシンパシーを感じつつ──7日かけて読み終わった頃にはテンション爆上がりだった……!
のはまた別の話として……


「秘密のたからばこ」を読むかどうか迷っている人へ。

読むのすらためらって、誰かの言葉にすがってしまう気持ち、結構わかる。


私は意志が弱い。目覚めても寝てしまう、二度寝タイプ。加えて、感性が一般的でないため、常に深くひとりぼっちだった。
身近な人間……特に家族には、自分の感覚を否定されて生きてきたし、自ら否定したりもしてた。

だけどどこかで、自分の本心の存在を気にしていたからこの本に出会えたと思う。

世界への違和感を『誰かといるためだけに』捨てなかったから、捨てられなかったから、あのtweetをきっかけに本に出会えたのだし。


何がきっかけになるかは人それぞれなのだから


だから、少しでも気になったのなら、それは『繋いでくれ』という心の合図だと思っていい。
そもそも、本を読むことが=騙される、ってワケじゃないのだし。

読んで、自分で選択すること。
自分の目と心で確かめること。

結果たどり着いた結論が何なのかという、至極まっとうな『体験』のひとつとして欲しい。

それって、あなたの事なんてみじんも愛してないアンチの言葉なんかに左右されるよりよっぽど健全じゃないかな。