昨日は熱が出るとも知らず、夫が珍しくお休みしたので一緒に映画を見ました。

『LIFE』です。本来ならこの手の映画はまず観る事はありませんが(主人公がさえない…笑)、何故か予告編の言葉の数々に惹かれて観る事にしました。『生きている間に生まれ変わろう』…確かに目立たない、地味な平凡な…ただ空想癖のある1人の男が生まれ変わる…という映画です。すべて予告編に集約されているので多くを書きませんが、私は後味のよい、コメディーというより、ヒューマンドラマとして記憶に残る映画になったと思います。

 主人公ウォルター・ミティを演じるベン・スティラー(監督・制作・主演)は私には馴染みが薄い俳優さんでしたが、夫は『ナイト・ミュジアム』などで知っていたようです。なかなか知的で良い俳優さんですね。彼の演じるウォルターという男性の不器用さ、優しさ、奇想天外さ…すべてが愛すべき人柄だと思いました。母親役のシャーリー・マクレーンがなかなか良い味を出していました。現実と空想が交錯してバカバカしいのでは?…と思っていましたが、全然不自然ではなく、声を上げて笑ってしまいました。ベン・スティラーはインタビューで『僕は人々を笑わせると同時に泣かせるような映画が好きだ」と言っていましたが、確かにそんな映画です。最後の数分が…。

 音楽も良く、英語も解りやすく、思ったより感動する映画でした。★