今日は予報通りに大雪になりましたね。午前中はそうでもなかったのですが、午後はひどくなり、夜のニュースでは20年ぶりの大雪とか…。バルコニーは風の吹きだまりなのか50センチくらい積もっています。孫達が来ていれば大きな雪だるまが出来たでしょうに残念でした。

*午後4時頃に撮ったバルコニーの写真です。8時頃にはこの倍くらい積もっていました。風がひどくて写真も撮れませんでしたが…。


20年ぶりに見た雪景色らしい本格的な雪景色。道路も雪で埋まっていて車もまばら、勿論人影もまばらです。雪景色は美しいですが、溶け出したら興ざめですよね。

 …そんな日はお出かけしないで、息子が貸してくれたDVDを夫と観ました。「最後のマイウエイ」(原題はCLOCLO/MY WAY)です。
フランスのスーパースターで世界的ヒット曲「マイ・ウェイ」を作ったミュージシャン、クロード・フランソワの波乱万丈の短い生涯を描いた作品です。日本では余り知られていませんが、私はシャンソンの先生がフランスで作ってアメリカでヒットした曲として「MY WAY」を紹介された時に彼のエピソードを聞きましたので、名前は知っていました。
 
 厳格な父親が望む職業に付かなかった彼の葛藤,彼の成功を知らずに亡くなった父への想い、家族愛…140分という長い映画でしたが、彼の死という悲劇で終わる映画なのに後味のとても良い映画でした。クロード・フランソワを演じたジェレミー・レニエがとても良いです。コンプレックスの固まりで、奔放でありながら、何か憎めない、汚れていない人を上手く演じていました。
 「MY WAY」は世の中のお父さんが歌う歌ナンバーワンのようですが、この映画を観ていたら、お父さん達が何故歌いたがるのか、そして何故歌いながら泣くのか、そして聞いている人が何故泣くのか…解るような気がしました。それぞれの色んな思いがいっぱい詰まっている曲だからなのだと思います。私の夫も結構好きで良く歌っていました。上手ですが毎回となると長くてウンザリする事もありましたが(笑)、これからはもっと真剣に聞こうと思います。夫も今まで自分の思うように生きて来た人生を振り返りながら歌っているのだと思いますので…。去年の7月に公開された映画ですが、歌が好きな方にはお勧めの映画です。★