今日は妹夫婦と待ち合わせてランチをしました。中華です。妹達はランチメニューを頼んでいましたが、私は昨日ブログのお友達のはしもとさんが激辛麻婆豆腐を食べたという記事を書いていらしたので、昨日から麻婆豆腐を食べようと決めていました。激辛ではありませんでしたが、麻婆豆腐と白いご飯とザーサイ。ご飯が多い…と言いながら完食。麻婆豆腐って食がすすむんですよね~(夕食は粗食でした…念のため…笑)。
 お茶してから義弟はジムへ。私と妹は以前から観ようと約束していた「利休にたずねよ」を観ました。原作は山本兼一さんが2009年に140回直木賞を受賞した作品です。本に関しては私の中では最近ではベスト3に入る面白い作品だったと思ったのですが、その作品がどんな風に描かれるか、とても興味がありました。
  
 映画はモントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞受賞作品だそうですが、確かに外国の人が好きそうな映画でした。和食が世界無形文化遺産に登録されたということを考えても、こういう和の文化に政治、人間模様、恋愛、飽くなき美への執着…そんなものを絡み合わせたこんな映画はとても魅力的な作品に思えるのだと思いました。

 公開されたばかりなので、余り内容には触れませんが、利休切腹のシーンから回想という形で始まるのですが、前半は台詞も少なく静、後半は謎解きのような動の作品になっていました。原作とは少し違いますが、原作を先に読んで、この映画を観たので解りやすかったと思います.

 海老蔵さんの最後の親子競演等が取り上げられていましたが、海老蔵さん親子それぞれのお茶を立てるシーンの所作、ことば、動き、雰囲気は素晴らしかったです。茶道具、茶碗、香合…どれを観てもこれも素晴らしい…。この作品の撮影時期に海老蔵さんの歌舞伎を観ましたが、今回の海老蔵さんは映画の勝ちでしょうか(笑)。

 信長、秀吉…そして妻の役の中谷美紀さん…どの配役も新鮮でこれもなかなか良かったです。好き嫌い、面白い面白くないは観る人の気持ちで分かれると思います。茶の湯に詳しい方、歴史に興味のある方には面白い作品だと思います。私が原作で胸にグッと来たところが、映画では変えられていたので少し残念でした。思いが先に立って上手く感想が書けないのが残念ですが、足りないところはYouTubeの予告編の配役等をご覧になってご想像下さいσ(^_^;)。★