今日は雨の中、妹と映画を見に行きました。義弟がカナダに出張して一ヶ月、何回も会っているのですが一緒に遊ぶ?時間がなくて…。金曜日に義弟が帰国する前に映画でも観てランチしようということにしました。
 映画は「クロワッサンで朝食を」か「そして父になる」か迷いました。テレビ局が制作した邦画はすぐTVで観る事ができるし…と何時も言う事ですが(笑)。

 でも今回のこの映画はコマーシャル無しで、映画館でしみじみ観たいと思える良い映画でした。先行上映なのでこれから観る方の方が多いので内容は控えますが、兎に角、お産に関係した方なら現代に赤ちゃん取り違えなんて故意でなければあり得ない事だとすぐわかりますよね。今はとても厳重に管理されているし、特別な場合を除いて、赤ちゃんはすぐ母親の側にきますから。そんな事故?が起きたのです。
 その子供が6歳。孫と同じ年です。妹は福山雅治の子供になった子役と孫が重なって見えたと言っていましたが、その事もあわせて胸が痛くなる映画でした。カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作品ですが、日本的な考えの“血のつながり”というのが外国人に理解できたのか不思議な気持ちになりました。子供の1人が「パパとママの場所にもどりたい」と流れ星にお願いする(正確にはお願いした事を産みの母にいう)シーンでジワッと涙が出ました。産みの親より育ての親?かっこいいはずの福山雅治さんより、リリー・フランキーさんの方が素敵に見えたのは私だけだったでしょうか?それだけ福山パパは冷たく美しく,演技もうまかった?(笑)。真木よう子さんも今までの作品にはない、母親の顔が輝いて見えました。
 胸に重たい作品ですが、後味が悪くないのが是枝監督のすごい所だと思いました。細かい部分にもこだわった(書けないのが残念)、お勧めの映画です。★

*予告編・YouTubeより