5月の終わり頃からこのところ、中学生(1年生から3年生のオープンクラス)が学校が楽しくない…とよく言うようになりました。大体毎年の事ですが、前にも記事にしたことがあると思いますが、不登校になってしまった生徒もいたので、通常は教室に入ったら英語で話す…と決めているのですが、先日、時間を取って話し合ってみました。
 もしかして「英語が難しくなってきた?」なんて心配していましたが、そんなことではなく“友達関係”や“担任の先生が嫌い”などの理由でした。1年生から3年生まで共通していたことは、良い友達がいれば学校が楽しい…と言うことでした。
 偶然土曜日のNIKKEI PLUS 1の“子どもニュース”で友達にされると「イヤだな」と思うこと…と言うタイトルのアンケート結果が載っていました。(小学5年生から中学3年生までの男女200人複数回答。調査時期は5月上旬)

 ① 仲間はずれにされる
 ② 無視される
 ③ 約束を破られる
 ④ 自分の悪口を言われる
 ⑤ ばかにされる
 ⑥ からかわれる
 ⑦ 貸したものを返してくれない
 ⑧ 物を隠される
 ⑨ 暴力をふるわれる
 ⑩ やりたくないことを強制される
 
…というようなことでした。これは大人にとっても同じように嫌なことですよね。「特に仲間はずれや、無視は心に大きな傷を残す」と有りました。国立教育政策研究所によると「毎年約3~4割の子どもたちがイジメと感じる経験をしている」そうです。昔からいじめ…ってありましたが、だんだん「暴力」から「精神的」危害へと質も変化しているようです。表面からはわからないようないじめ方を子どもが身につけていった…と書いてありましたが、本当に辛いことですね。
 今回の調査でわずか1%だったそうですが、「メールで悪口を送られる」「ネット掲示板への書き込み」など数年前までは考えられないようはいじめも登場しているそうです。
 こうなってくると親や教師が気をつけていても、なかなか防ぎようがないところもあるなぁと心配になりました。
 私の英語教室の生徒の場合はそこまで深刻ではないのか、皆で思い切り出し合ったらスッキリして帰って行きました。
時間延長になりましたが(全員が携帯を持っていて帰宅時間を連絡)、たまにはレッスンを離れて少し話し合いの場を持つのもいいかもしれませんね。★