おはようございます!
本日は季節外れの夏日だそうです。
皆さま今日も明るい気持ちで1日過ごしましょうね
さてさて、
本日は相続案件のお話をチラリと紹介します。
被相続人(お亡くなりになった方)旦那さん
相続人、奥様と旦那さんのご兄弟4人
嫡子(子供)無し。
まずこの場合の相続の配分ですが、
配偶者と嫡子がいた場合は配偶者50%、嫡子50%(人数関係なく)ですが、
嫡子が居ない今回のケースでは、
配偶者75%(4分の3)ご兄弟25%(4分の1)となります。
今回のケースでは、ご主人さんのご兄弟が4名ですので、
6.25%(16分の1)×4てことになりますね。
預金や生命保険など、相続の対象となる資産はほぼ皆無の案件ですが、
ご主人が京都の一等地に土地・建物(配偶者の自宅)を残しておられます。
配偶者の方はご高齢で、今の内にご主人の遺してくれた土地を今の内に現金化しておきたいという相談です。
ご主人がお亡くなりになった時に、遺産分割協議を完了せず、他の相続人とは話がついておりません。
配偶者の方から本件の相談を受け、他の相続人に土地の現金化について承諾して下さるように相談してもらう事になりました。
が、
ご兄弟がこの件に応じないというのです。
土地も大きなものでも無いし、収益性があるわけでも無いので、現金化するに越したことない案件なのですが、、、
遺産分割について調停→最悪の場合裁判という1年仕事。
そして、
このまま行くと無くなったご主人が1番望まない形(紛争)です。
今回の案件で1番難しいのは、
他の相続人(兄弟)が、何を求めているのかの要求がない事です。
例えば金銭なのか、被相続人への想いなのか。
その他の事情なのか。
何の要求もせず、
土地の現金化には応じない。の一点張りです。
これは困りましたね。
いつかは解決しないといけない日が来るので、
相手が話に応じない限り、調停→裁判の流れは断ち切れません。
ただ、
配偶者とご主人の兄弟4人という関係だと、
法律上は配偶者75%という持分を持っていても、
1人対4人の揉め事では流石に配偶者の方も萎縮してしまって諦めムード。
さて、この案件どうなる事やらです。
今の所、配偶者さんの持分をウチで買取して、
配偶者本人には賃貸で住み続けてもらい、時間をかけて他の相続人(兄弟)さんと話をしてつけて行こうかって考えています。
お金と時間かかりそうですけど
こういった案件だと、
買取の査定も一般の相場よりかなり安くしてもらうしかありません。
本当は、依頼者にとってなるべく最高な評価(金銭的)とウチにとっても商売になるwin-winな関係になりたいんですけどね。
もしくは、今の内に代理人立てて遺産分割協議始めてもらうかです。
ご本人は自身の体調をかなり気にしているのと、
代理人を立てるとはいえ、4人を相手に紛争する気力があまり無いのが気がかりです。
相続が発生した際、速やかに遺産分割協議を行えると良いんですが、
大切な人が亡くなって遺産の問題に目を向けれないまま時間が過ぎトラブルが発生する…と言った案件はめずらしくありません。
こう言ったトラブルを未然に防ぐには、
生前の準備が大切です。
自身の資産(不動産、預金、生命保険、証券など)について、エンディングノートに書き留めておく事や、遺言を残す事がとても大切です。
自分が原因で妻や子供、兄弟がモメるなんて悲しいですからね…。
相続トラブルを未然に防ぎたい方、すでにトラブルになっていてどうしたら良いかわからない方、
弊社まで気軽にご相談ください。
自分達だけで悩まないでくださいね。
解決策はきっとあります。
争続を想続へ。
次の人を想う心で想続(そうぞく)していきましょう。
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