京都 番外編 鈴木其一展 姫路市立美術館
昨日、京都の花街では
芸舞妓さんがお世話になっている方々に
ご挨拶に行かれる「事始め」でした。
「おことうさんどす」とご挨拶するのですが
「お事多さんどす」つまり
年末年始の支度に「お忙しいですね」という意味。
「今年もおきばりやしたね、
来年もおきばりやす。」と
お師匠さんからお声を添えられて
舞扇を頂いたりもするようです。
今年はあいにくの雨模様と
すっかりお寝坊さんをしてしまい(笑)
事始めの様子を見に行くのを断念し
急遽。姫路市立美術館まで
鈴木其一展を観に行く事にしました
何年か前に姫路市立美術館で
琳派展を開催されたときに伺いましたが
なかなか見ごたえのある展覧会だったので
今回も雨の中を期待でうきうきしながら
姫路駅から歩きました。
(わりと距離ありますが…歩けなくはないです)
今回の展覧会は
酒井抱一や鈴木蠣潭(すずきれいたん)の作品も
いくつか並べられて
それぞれの特色を見比べたりできるのが
見ものでした。
抱一の隙のない画風と
少し柔らかな宗達にも似た筆の蠣潭。
抱一に劣らない隙のなさを持つ基一。
今年は伊藤若冲が大きく取り上げられ
その筆使いの素晴らしさが
クローズアップされましたが
抱一・基一の筆使いも眼を見張りますよ。
もし観る機会があれば
ぜひ、ガラスに張り付いて
線の細さを確認して下さいねw
琳派については
話しても話してもきりがありません。
また来年にでも
それぞれの絵師について
講座を開催したいと思います。
京都 千本釈迦堂大根炊き
大報恩寺さん(千本釈迦堂さん)の大根炊きも
京都の年末の風物詩の一つです。
中風封じ、諸病封じと言われる
大根炊きを今年もいただきに来ました。
大根を、食べることで
血液サラサラ効果が期待でき
中風よけになると言うわけです。
昔の人は大根の成分が体にいいと
どうやってわかったんですかね?
大きな鍋で炊かれた
お出汁しみしみの大根とお揚げさん
寒さが深まるこの時期に
ほんまほっこりします。
この日も終わりギリギリに
駆け込みました(笑)
券も並ばず買えて
ゆっくり座っていただけたので
伺うのは午後の方が
いいのかもしれないです。
家族のために
梵字が書かれた丸い生の大根も買いました。
あとはお揚げさんを買って
家でお出汁しみしみの大根を
炊きたいと思います。