乳房の組織検査の結果。
右・左共にがん細胞は数個だった。

先生の見解では
放射線療法は5週(5日/週) なしでもOK
抗がん剤は Tisno UFT/フルツロン(飲み薬) 1年 なしでもOK
ホルモン剤 タモキシフェン(飲み薬)5年 投与

私の場合は初期の初期でがん細胞は数mmで右も左も数個だった。
組織型 Ⅰa(DTIS)
核グレード 1
ER (+) PgR(+)
Her-2 (1+)

非浸潤ガンのため リンパ切除はない。
私は放射線療法と抗がん剤は拒否した。

早い段階での発見だったが手術で取り除いた部分は他のがん患者さんと変わらない。
石灰化が乳房全体に広がっていた為にむしろ切除部分は他の患者さんより大きかった。
しかし、抗がん剤と放射線の治療はしなくてもよい。

私はこの手術を振り返って思う事は いつまでも検査だけで済まさずにいて良かった。
先生の「疑わしいが…」の言葉に「取って調べて下さい。」と決心出来た。
この事が早期の治療に繋がった。取ってガン細胞がなければ幸いだと思った。
先生だって最終的には取って調べないとはっきりした事は分らない。
私の場合 石灰化が多量にあったので検査結果が出てくるまでに時間がかかった。
中間に先生に送られてきた資料では「がん細胞は出なかった。最終検査ではないけどね。」と言われた。すごく嬉しかった。その時に私はがん細胞が出なかったのなら取らなくてもよかったのにとは思わなかった。「ありがとうございます。」と答えた。最終もそうなら最高だったろう。しかし結果はがん細胞の発見となった。
それでもあの時に調べてもらったから私はこれだけで済んだ。

最近のニュースでがん細胞がないのに乳房の一部が取られたと出ていた。
私はなかったのなら良かったとは思えないのかな。と考える。
こんな事が私達のような白黒つけにくい患者を危うくしないかと心配になる。