前回の醍醐寺繋がりで、
今年は洛東エリアの紅葉

を
攻めることにしました

日曜日、
明るいうちに行ったのは
毘沙門堂門跡。

昔は穴場的な存在
だったところなんだけど、
JRのCM
「そうだ京都、行こう。」で
取り上げられてから
訪れる方が急に増えたスポット

すごく小さなお寺さん。
本堂を拝観すると、
お坊さんが一緒にお寺の見所を
説明して回ってくださいます

特に印象に残ったお話は、
ここのご本尊が、
比叡山延暦寺のご本尊を
作る際に出た余材で作られた
と言うこと。
333年に一度のご開帳で、
ご本尊は親指ほどの
大きさなんだとか。

比叡山延暦寺
根本中堂にある薬師如来は、
ひと彫りをするのに
五体投地を3回して彫られた
というお話でした。
凄いよね〜

毘沙門堂は過去に、
住職が天皇系列の方であった
ことがあるため、
「門跡」と言うことを
許されている場所。

天龍図や襖絵も
細工があって面白い。

襖絵の代表的なものをご紹介。
それがあるのは、
「取り合わずの間」。

来客をお待たせするお部屋
なんだけど、
襖絵に竹や梅が描かれている。
ここまではよくあるお話よね？
普通は、竹には雀、梅には鶯
なんだけど、
ここの絵は、竹にはしまひよどり、
梅にはキジが描かれている。

あれっ？
植物と鳥が合っていない！となる。
鳥が合っていない！
鳥が合わない…、鳥合わない…、
鳥合わず…、取り合わずとなる。

つまり、会いたくない、
帰っていただきたいお客様を
お通しするお部屋ってこと。

いやぁ〜、
なんともよくできていること(笑)
京都人のやくやる遠回しな
いけずな言い方？？？

「いけず」ってわかるかな？
関西弁かな？
意地悪なことねっ(笑)

本堂内はお写真は禁止なので、
お庭の紅葉を載せます

毘沙門堂と将軍塚。