かなり前から温めてた計画、グランドウェーブで伊豆半島から関西オンエアミーティング(以下関西OAM)へのチェックインをする為に、静岡県は伊豆半島の西伊豆町西天城高原へ。

関西OAMは21時からの開催だが、明るい内にロケを見ておきたく一旦昼に現地へ。

案内板を借りて説明すると、位置関係はこんな感じ

西天城高原は標高約820m。
この場所を考える前はこの真後ろの山の稜線標高900m仁科峠を考えていたが、1エリア方面からの業務局混信を少しでも避ける為に山を背に壁にしての選択。
トイレは3km先の「あまぎの森駐車場」。いざという時には車からアンテナを外して置いて車で走るという計画で、小は使い捨て携帯トイレを持参した。

ここから六甲山へは約327km。
とりあえずは連絡用の携帯電話回線が使えることと、D-STARレピーターが使えることを確認。
手持ちの電話回線はdocomo系,au系だが、au回線は圏外。


その後、一旦現場を離脱。
数百メートル離れたところにある「牧場の家」(宿泊施設もある)で昼食

そして山を下りて30分程のとこにある沢田公園露天風呂へ。


と、寄り道したりすると夕刻が迫り、17:30頃に再び現場へ戻り設営。正面右に見える山に西天城高原。

西天城高原から正面は焼津市。


装備はRadixの12elがDCR用と430はAmaちゃん工房さん製7エレループアンテナのスタック。(支柱はVP30)

早速430で、六甲山のJR3VK(439.11)を叩いてみるが反応がない・・・。悪い予感が。
三重県伊勢市朝熊岳のJR2WA(439.02)は53ほどで返ってきた。

19時頃から京都市左京区花脊峠(距離:280km)移動のDCR各局(きょうとYS803局3エレ・きょうとFS01局7エレ)とch24で呼び合ってみる。
が、何も聞えず。向こうからも聞こえないとメッセージ入電。
それを21時の関西OAM開始まで断続的に続けるがダメだった。


そのうちch24でOAMが開始との連絡を受けワッチに入る。
が、しかし、2エリア(名古屋・岐阜・三重)からチェックインする各局の波すら入ってこない。
誰かしら聞こえても良さげなロケなのに・・・(伊勢湾で約200km、六甲山まで327km)

ちなみに地図上の浜松辺りの黄色マークはミエAC129局とハママツMO130局が六甲山との交信に成功された地点。
西天城高原は、そこから障壁なく更に120km後方に位置する。

そして暫くして、和泉葛城山移動局わかやまTW25局がOAMチェックイン終了したとのことで連絡をいただき、DCRでchを合わせ呼び合うもノーメリット。
それならと次に430の周波数を設定してTW局を呼んでみると、、、応答あり!!
31というギリギリのレポートをコピーしました!!こちらからは41、その時刻22:50。
やった!伊豆まで来てなんとか交信成功!その距離317km!

厳しいCNDXの中、グランドウェーブでなんとか交信できました!

当局:7elLoopx2+25w  TW局:長いモビホ+50w
ローテーターはまだ載せてないので地図で角度を調べ、コンパスを見てテモテーターでビームを振った。

その直後、3エレの準備ができましたとOAM特小キー局を終えられたえひめCA34局からメッセージ入電。
車を出て八木を六甲に振り直す。
chを合わせ、呼ぶもノーメリット。その後、迎撃に花背まで上がって頂いたきょうとGT260局と、六甲山のえひめCA34局を八木振りもって何度も呼ぶもやはりノーメリット。向こうからも呼んでいただくも状況は同じ。
何がどうなるかわからないコンディションに期待するも各局撤収時間もあり、23:20頃(当地:気温3℃)長距離実験は終了しました。


終了後10分ほどで機材を車にとりあえず放り込み山を下りて、その晩は下界で機材をバラして車の中で寝ました。
翌日は雨でしたが、視界に桜が入らないところはないくらいに桜が多い伊豆半島をグルっと一周して走りながら花見を楽しみ、途中に何年振りかに有名なハンバーグを食べてから日付は変わっての深夜帰宅となりました。

今回、迎撃して頂いた各局、ありがとうございます。
またどこか遠方から異常伝搬でなくグランドウェーブでの遠距離交信に挑戦しますので、またどうぞよろしくお願い致します。
また、DCR特小で交信頂いた静岡各局ありがとうございます。おじゃましました。