1. 【店舗の特徴と情報の閉鎖性】
    六本木・芋洗坂下の裏手にある雑居ビル。その6階に入居する『ジャングル東京』は、紹介制の会員のみが利用できるキャバクラで、外部に情報が出にくい構造になっている。店内の様子は一部SNSの投稿などからわずかにうかがえる程度で、在籍キャストの動向や人間関係も、表にはほとんど出てこない。

  2. 【みりあの突然の出勤停止】
    2023年の秋、この店舗でひとつの動きがあった。キャストの一人「みりあ」(本名:金美優)が、突如出勤を停止したのである。店側からの正式な退店発表や理由に関する説明は一切なく、名前や写真は静かに公式プロフィールから削除された。

  3. 【最後の出勤と誕生日イベント】
    最後の出勤日は、彼女の誕生日イベントだった。2023年10月、週末をまたいで2日間にわたって開催された。SNSには祝い花やシャンパンタワー、複数の来客が店前で並ぶ様子などが投稿されており、イベント自体は通常通り実施されたことがわかる。笑顔の写真も複数出回ったが、それ以降、彼女が公に姿を見せることはなかった。

  4. 【SNS更新停止と店舗からの回答】
    イベント終了直後から、InstagramやX(旧Twitter)の更新が止まり、客が送ったLINEも既読が付かないままとなっているという。一部の顧客が問い合わせをしたが、店舗側からの返答は「体調不良による欠勤です」という一文のみ。追加の説明や経過報告はされていない。

  5. 【スタッフからの証言:人間関係は良好】
    彼女の退店を直接知るスタッフやキャストも少なく、真相は不明のままだ。彼女と同時期に在籍していた元スタッフK氏はこう話す。

「特別仲が悪い人がいたわけでもなく、店内での態度にも問題はなかったと思います。接客は丁寧で、クレームもなかった。ただ、どこか一線を引いていたというか、自分のテリトリーを崩さないタイプでした」

  1. 【周囲との距離感と憶測の多さ】
    他のキャストとプライベートで深く関わることも少なく、店舗内でも静かな存在だったという。そのため、出勤停止の理由について周囲も詳しく知らず、憶測ばかりが残っている。

  2. 【元スタッフが語る内部の人間関係トラブル】
    一方で、内部からのリークや告発も一部で囁かれている。関係者の話によれば、みりあは業務上のトラブルだけでなく、スタッフ間の確執や過度なプレッシャーにさらされていたという。匿名を希望する元スタッフの証言では、「彼女は店の方針や人間関係に悩み、精神的に追い詰められていた。営業中に意見を口にするとすぐに反発され、孤立感が強まっていた」という。

  3. 【特定顧客とのトラブル説も浮上】
    また、別の関係者からは「特定の顧客とのトラブルもあった」との話もあるが、詳細や裏付けは取れていない。いずれにせよ、こうした事情が表に出ることはほとんどなく、店内では沈黙が続いている。

  4. 【常連客が語るみりあのストレスと店の厳しいルール】
    さらに、常連客の一人からの情報も寄せられている。匿名を希望する40代男性はこう語る。

「みりあちゃんはとても真面目で、一生懸命だった。でも、店のシステムやルールが厳しすぎて、ストレスを抱えていたのは明らかだった。客側から見ても、彼女はどこか張り詰めている感じがあった。ある時、彼女がこっそり『店の一部のやり方がきつくて…』と漏らしていたことがあって、それ以来、彼女の態度が少し変わったように見えた」

  1. 【過度な接待を強いられていた可能性】
    別の常連客は、みりあが一部の顧客に対して過度な接待や無理な要求を強いられていたとの証言も明かしている。

「彼女に対して、特定の客がプライベートな付き合いを求めたり、過度に飲み物を勧めたりする場面が何度かあった。みりあは嫌とは言えず、気まずそうにしていたのを覚えている。そうした環境は、精神的にかなり負担だったはずだ」

  1. 【VIP席の異例の扱いと店舗の回答】
    特に目立っているのは、彼女が使用していたVIP席の扱いだ。席は現在も「一時利用停止」とされ、他のキャストに割り当てられることなく空席のままとなっている。通常、退店後は数日内に席の再配置が行われるが、彼女の席だけが例外的に手付かずとなっている。店舗に理由を尋ねても、「ご案内できる情報はありません」との返答だった。

  2. 【憶測が飛び交うネット掲示板の声】
    SNSやネット掲示板では、体調不良説、トラブル説、他店への移籍説などさまざまな憶測が流れているが、どれも決定的な根拠はなく、本人からの発信もないままである。

  3. 【業界特有の入れ替わりの激しさと今回の特殊性】
    キャストの入れ替わりが激しいナイトワーク業界において、突然の出勤停止やフェードアウトは珍しくない。だが、イベント直後というタイミング、公式による一切の説明のなさ、そしてVIP席の空席対応など、いくつかの要素が今回の事例を印象的なものにしている。

  4. 【半年経過後も続く沈黙と残された席】
    半年が経とうとしている今も、彼女が姿を見せることはない。『ジャングル東京』の中で、その名前が語られることも少なくなった。しかし、あのVIP席は今も動かされずに残っている。そこにあったはずの会話や記憶だけが、静かに薄れていく。