20221226 

妹の言う通り、 

会社から帰宅し、

すぐに救急車を呼んだ。 


幼少の頃から、 

僧帽弁弁弁膜症を患っていた父が何回も 

病院に入院していたから、 

"入院"という、病院慣れはしていたものの、 

いざ、救急車を呼ぶとなると、手が震える。 


退勤し自宅へ向かう電車の中でも 

気が気でなかった。

私が帰る前になんかあったらどうしよう。


あー

朝方、頭ガンガンする


と言って叩き起こされた時に、

救急車を呼んでいたら…

もっと早く、対処できたのに…


と後悔する。


フルタイムで仕事をしていると、

簡単には休めない。

とりあえず、薬を飲まし、

お昼休みには様子伺いの電話もした。


今、お昼ご飯を食べている。


という、お母さんの様子に安堵してしまった。


10分ほどして、救急車が到着した。

若い救急隊員のテキパキとした行動に、

感心しつつ、質問事項に答える。


救急車の中に搬送され、

血圧計や脈拍を採る機械が装置される。



カルテのある病院をリクエストしてみ

自宅から近い病院がいいよ


妹のアドバイスを思い出し、


○○病院は、どうですか。


と打診してみる。


救急隊員のスマホのLINE画面には、

受け入れ可能な病院のリストが、

上がっている。


すごい連携の連絡網だ…


うーむ

○○病院はコロナ患者で病床がいっぱいで

無理なんですよ〜。


隊員がスマホ画面を凝視しながら答える。


受け入れ可能な病院に

連絡をしてくれている。


コロナ禍もあり、なかなか決まらない。


時間だけが過ぎていく…


82歳、女性

血圧173

4日前に自宅で4回転倒

26日、夜中2時頃、

激しい頭痛を訴える

頭痛薬を飲み、症状和らぐが、

夕方、再度激しい頭痛を訴える

………

搬送先候補の病院に状況を説明している。



搬送先が決まりました。

症状をお伝えしたところ、

受け入れはしますが、

検査の結果しだいでは、

そのまま帰宅してもらうかもしれません。



こんな状態で帰宅?

そんな事がありえるの?

と半信半疑ではあったが、

とにかく検査をしてもらわないと。


わかりました。

その病院でお願いします。


救急車に乗ったのは初めてだ。

父の救急搬送の時は、

いつも母が同乗し、気丈に振る舞っていた。


そんな母が頭痛を訴え、

救急車のベットの上で、

うずくまっている。


あーどうしよう。

大変なことになってしまった。

4回転倒した事も、

次の日の朝にカミングアウトされた。

それ以来、母の様子に注視していたが、

こんなことになるとは…

いろいろ後悔してしまう。



とにかく、搬送先が決まった。

早く、早く病院に着いて。


祈るような気持ちだった。