この家に、嫁いで来た時から


「なんか違う」


「なんか違和感」


それを、ずーっと感じていた。


まず家業の事。


代々受け継がれた特殊な分野、


知らない世界だった…

(独特の世界があると知った)







私は全くの素人で、無力だ。


お腹に上の子を妊娠して、


結婚する事になった私達。


その上の子が一歳の時に、


私の祖母は亡くなったのだが、


この祖母から、結婚を猛反対されていた…


祖母「絶対に苦労するに決まっている、

その道には、嫁がせない!」


と、猛反対していたのだ。


大正生まれの祖母は、考えが古く

ハッキリとものを言うタイプだった。


結納の席で、


祖母「孫に、家業は手伝わせない!お腹の子に罪は無い、結婚するなら絶対に、私の

孫を、大切にする事!心配でたまらない」


そうハッキリと義理父、夫に言っていた。


義理父は、最初の数年は


本当に私に家業の手伝いをさせなかった…







いつか、正月の親戚集まりの時に


義理父は、親戚たちから責められていた。


「なぜ息子夫婦に手伝いをさせない」


「跡を継がせないのか」


そのような感じだった。


義理父は、切なそうに失笑していた。


義理父は、息子(夫)の事を


私よりもずっと理解している。







義「末っ子長男で、家内が可愛がり過ぎて、

育て方を間違えてしまった」


そう言っていた事もあったな…


亡くなった義理母のせいにしていた。


夫は、考え方が義理父にそっくりだ。


実は、


この亡くなった義理母も、


なかなか強烈な人で、


嫁いで来た時、私はずいぶんといびられていた

(その件は、またそのうち書きます)


夫への愛情がすごく


異常に思える程だった。







今、義理父は90代となり、


もう、思うように動けない

(まだ元気ではいてくれている)


私は、夫以上に家業の手伝いをしている。


幸いにも、介護が必要な程の衰えは無く、


ある程度はまだ、自分でやってくれる


夫は、実の父親に対しても当たりがキツイ。


耳を塞ぎたくなるような事を言って、


取っ組み合いの喧嘩になった事も。

(義理母に、止めなさいと言われ、間に入った事もあったな…)


きっと、このような事が


何度も何度も、あったのだろう…







近所のお節介なおばさん達から


嫁いですぐの頃、


「この家はね、少しばかりおかしいから!

何かあったら

言ってきなさいね」


そう言われた事もあったな…


これでも、それなりに折り合いを付けてやってきたんだ。


ブログにはリアルを書いているが、


到底ここに書けないような過去も


たくさんあるのだ。







そして、


私は、義理父を不憫に思う時がある


一人息子をどう思っているのだろう… と。

(死ぬに死にきれないんじゃないかと)


行き場の無い思いを抱えている気さえする


余計なお世話なのだろうけど…




⭐︎⭐︎⭐︎


私は思うのだ。


決して口にしないようにしてきたが


「もしかして夫は、何か心の問題を抱えているのでは?」


とっくに皆んな、そう思っていたのでは?


義理父さえも…


どこかで、

自分の人間力が問われている気がして


それに応えようと、

ずっと、正当化してきたんだな

(自分自身を…)


それを、折り合いを付けていると


刷り込んできたんだな…


こんな事を考えながら、


今日もこの家で生きている



⭐︎⭐︎⭐︎