晴天に恵まれてのお山建て。
毎年の光景です。
今年は新たに町衆になった方もおられて、
やはり人が増えると言うのは、継承していくのに
とても大切な事と改めて感じました。
提灯に灯がともり、いよいよ始まります。
後祭りは、山鉾も10と、規模は前祭りよりうんと小さいのです。
歩行者天国もありません。
屋台の出店も許されてないのです。
でも、それが、とっても風情があり、良いのです。
お祭りの期間、旧家に伝わる屏風をお飾りしている町家も沢山あり、
前祭りと後祭りが一緒だった頃は、屋台と人垣で見えなかったそれらも、
ゆっくりと楽しんで見る事が出来ます。
お町内で町家を守る人々も、どこか少しのんびりしていて、
本来のお祭りの形に戻り本当に良かったと思っています。
私もお当番の夜があり、少しお手伝いに出かけました。
ごった返すほどの人出ではないけれど、
週末とあいまって、大勢の方が見物に来られていました。
宵山には素敵なイベントもありました。
お山に、篠笛の奉納がありました。
大勢の人が篠笛の演奏に耳を傾けていました。
とても素敵で素晴らしかったです。
篠笛奏者の方があまりにも素敵だったので(笑)
一緒に写真を撮っていただきました。
良い記念になりました。
宵山の夜の楽しみの一つは、これです。
南観音山の日和神楽が、私たちのお山に来て、
お囃子をしてくださるのです。
翌日の巡行の無事を祈り、お福をお囃子してくださいます。
皆でこうべを垂れてお囃子を聞きました。
とっても良かったです。
そして、お片付けをして向かうのは、南観音山。
あばれ観音さまを見ました。
ちょっと人が多すぎて(笑)遠くから見ましたが、
観音様が包まれて、ゆらされて運ばれてきます。
…シュールです・・・
でも、今年はどうしても見たかったので、
ちょうど見る事が出来て本当によかったです。
心配していた巡行当日のお天気。
ばっちし晴れました。
私たちがこの場所をお借りし、お祭りに参加するようになってから、
実は一度も雨の巡行がないのです。
裏側から見た出発前のお山です。
・・・そう、ここで、「マチナカフェスタ」をやったんですよね・・・・・
そう思うと、ちょっと、なんか、面白いですね。
巡行は、たくさんの方に見守られ、無事終了。
出発と、おかえりなさいの瞬間が、大好きです。
今年も後祭りの記念手拭をいただきました。
いつもの光景(笑)
舁き手さんのお装束を洗い、私はひとまず一段落。
あとは裃や浴衣のお手入れをして、それをしまったら、夏が終わります(笑)
また、今年はたくさんのお友達がお山を訪れてくれました。
通常うちのお山は一般の見学が出来ないのですが、
私がいる時ならば、お二階へご案内が出来ます。
沢山来て下さり、嬉しかったです。
今年も無事に巡行がすみ、
心から安堵しています。
巡行に、人々の幸せを祈りました。
お当番で、イレギュラーな外出もあり、
何時もと違う時間にお留守番していたぽんとしじみにも、
いつもの日常がかえってきました。
いつもいつもありがとうと、感謝の気持ちでいっぱいです。
さあ、暑い暑い夏本番ですね。