鴨川散歩 | ぽんとしじみ

ぽんとしじみ

犬のぽん 14歳7カ月(♀)
猫のしじみ7歳(♂)
の、にぎやかな日々の
日記です。




晴れ曜日

鴨川へ散歩に出かけました。
雨の降る前の、お天気の良い日でした。






今年は本当に桜が綺麗。
去年あまり見ていないから、
余計にそんな風に感じてしまうのかもわかりませんね。





鴨川の東側、桜のトンネルです。
見上げても、右も左も全部桜です。
素晴らしい散策路。
















冷泉通、この日で8分咲き位だったでしょうか。













幹からにゅっと咲いたお花がやっぱり気になりました。
可憐に力強い気がして。







何ともいえない春のうすぼんやりとした
明るい日の光のもと、
散策を楽しむ人たちとすれ違って
微笑みあうのが楽しかったです。








一人でこうして歩いていると、
色んなことを思い浮かべたり、
また気持ちが無になったり。

私にとっての大切な時間でした。

















私ごと
昨年の春先、桜が咲く季節に父が遠くへ旅に出ました。

ちょっと様子がいつもと違うと連絡を受け、実家へと行きましたら、
父が私にこう言いました。
「生まれてくるのも大変やけど、死ぬのも又これ大変なもんやなあ。
明日の朝、目がさめへんかったら、言う事ないんやけど、どうやろかなあ。
思い残すことはもう何もあらへん。」

それから三日後、父は一人遠くへといってしまいました。


思い残すことはもう何もない、そして、弟のお嫁さんには、
「世話になってありがとう」と言っていたそうです。

自分の父ながら、素晴らしい旅立ちと思いました。
悲しいよりも、立派に旅に出た父を誇りに思い、
私もいつかその時は、父のようにありたいと、
心からそう思いました。

いくつか、聞きたい事があったのです。
でも、生前、その質問を口にする機会と勇気が私にはありませんでした。
けれど、聞けなかったと言う事は、
私が知らなくても良いことだったのでしょう。



桜を見るたび、父を思い出します。
お花見が好きだった父。
そんな思いもあり、今年はたくさんの桜を見て歩きたいと思い立ち、
あちこちへ出かけてみました。


桜の日記は、もう少し続きます。