あれから一年ほど | ぽんとしじみ

ぽんとしじみ

犬のぽん 14歳7カ月(♀)
猫のしじみ7歳(♂)
の、にぎやかな日々の
日記です。




昨年の3月9日  

お店の裏の蔵あたりでしばらく面倒を見ていたおくらを保護した日です。


保護した日







とっても怖がっていました。
…当たり前ですよね・・・







初めて病院へ行った日。
ケージのままで連れて行かせてもらいました。








足の怪我がましになるまで、蔵のある店の奥で、そっと暮らしました。
このころは、もしかしたら、TNRすることになるかも、って考えてたんです・・・


でも、何か、大丈夫かもよ?
慣れたら大丈夫かもよ?

猫先生に背中を押していただき、TNRではなく、保護して里親様を探す事に決めました。






私がよくいるお店の事務所に移動してきたころ。







まだまだ怖くて、とってもびびっていました。







でも、少しずつ、ゆっくり、慣れてきて







ここは危険がないと気が付いて







なんとなく居心地がよくなり







ちょっとリラックスも出来るようになり








ついに抱っこが出来るように!







お顔もすっかりやわらかくなり、
人恋しくて、夜に置いて帰るのがつらかった・・・








毎日抱っこをせがまれて









これなら里親様が探せる!と希望を持ちました。




でも、大人だし、怪我もしたし貧血もしたし、家族になってくれる方が現れるのか
不安もいっぱいありましたが・・・

私の作ったちらしを見た、友人の友達が、
おくらのことをあれこれ聞くことなく、「黒猫がよかった」と言うことで、
名前も、自分でおくらと思っているならそのままでいいということで、
里親様になってくれました。

難航すると思っていただけに、とても嬉しいお申し出でした。



家族になって、8か月の、現在のおくらちゃんです。








とっても落ち着いた顔になりました。







袋に入って遊んでる(笑)




幸せになったおくらちゃん。

今日も、雪がちらつきましたが、おくらちゃんを保護した去年の今頃も、
こんな風にまだまだ寒い気候でした。
あれから一年。
すごく昔のような、まだ一年のような、とても不思議な気持ちです。




おくらちゃんは、きっと、どこかのお家で暮らしていたんだと思います。
去勢はされてなかったけれど、また、どういう暮らしぶりかは別として、
何がしか、人間と共に暮らしていたんだと思います。
去勢していなかったから、お外に出てしまったから、自由に出入りしていたから・・・
多分そんな理由で、元いた場所で何かが起こり、
そこに帰れなくなり、うちに流れ着いたんだと思っています。


避妊去勢手術が当たり前になり、猫はお家の中で暮らす事が当たり前になり、
ふとしたきっかけでお外に出て行方知れずにならないように飼い主さんが工夫をし、
さいごまで適正に暮らせるのが当たり前になりますようにと
願ってやみません。




そして今日は3月11日。
祈りをこめて。