「妊娠」
2007年6月に結婚して、10月末に妊娠発覚。
正直、戸惑ったし信じられなかった。
結婚したばかりだし、私に子供がちゃんと産めるのかと・・・。
でも、やっぱり嬉しかったな。
しかし発覚と同時につわりで気分は最悪。
気持ち悪いし、体がダルイしで逃げ出したくもなった。
人からは、かなり軽いつわりだったと言われるが、
私にしてみれば、本当に辛い時期だった。
妊娠したことを、後悔した日もある。
車の揺れで吐いたことも。常に手にはビニール袋。
でもつわりで吐いたのは、計3回。
毎回のように吐いている方にしてみれば
「えっ!?」と言われる回数だろう。
確かに吐かずに済んだので、かなり軽いつわりだった。
つわりが終わって、5か月目に入ると
マタニティースイミングに通い始めた。
久々の水泳で、最初は泳ぐことが出来なかったが
2回目からは200㍍以上泳ぐことができるようになって
運動しているおかげで、体調も良かった。
臨月に突入して、いっぱい運動しろ!と先生から言われて
夜鳴きしているロイを連れて、朝の4時から
散歩をした。といっても30分の短いものだが
まだ日の出が出ていない、朝の道は怖いが
ドーベルマンのロイを連れているだけで、道行く早朝散歩の方々は
避けて通ってくれる(笑)
ロイのおかげでいい運動になったかな。
出産予定日2日前の検診で、予定日以降になりそうだからと
入院の日取りを決定した。
7月1日から入院。
スイミングなどで運動していたから、予定日より早く産まれるものだと
思っていたが、ベビにはその気がないのね・・・。残念。
まぁ入院準備も出来てるし、いいかぁ。。。
「出産」
6月26日PM11:30頃
生理痛のような痛みがお腹にきた。
「もしや、これが陣痛の始まり??」とワクワクしたが
とりあえず、寝ることに。
6月27日(出産予定日)
AM1:00頃
不規則に生理痛のような痛みがやってくる。
AM2:00頃
痛みで寝れず、何度もトイレへ行く。
ダンナちゃんに背中をさすってもらったり・・・
AM6:00
痛みが5分間隔だったり、7分間隔だったり・・・
さすがに我慢できず、病院へ電話。
「前駆陣痛かもしれませんが・・・」
「入院準備を持って、病院へ来て下さい」
AM6:30
病院へ到着。
「子宮口が3㎝開いてますねぇ。陣痛室へ入りましょう」
ついに出産に臨むことに。
「この調子だと、うまくいけば午前中。遅くても今日中に産まれるよ」
おぉ!予定日ジャスト
AM9:00頃
次第に強まる陣痛。
もはや生理痛の痛みではなく、もっと強い鈍い痛みに変わっていた。
「フーフー」と息を吐いて、耐える。
PM1:00頃
まだ子宮口が4㎝程とのこと・・・
時計を見て、気が遠くなった。
助産師の研修生の子が常に付きっきりで腰をさすってくれてた。
PM4:00
陣痛の間隔が狭まってきて、息をするのもけっこう辛かった。
「足浴をしてリラックスしましょう!」
ラベンダーの香りと温かさで、寝ていない私はウトウトするが
痛みですぐに目を覚ます。
「本格的な陣痛は午後3頃から始まったわねぇ」
・・・って今までの時間の痛みは本格的な陣痛じゃないの??
ものすごい痛いし、息できないんだけど
PM6:00頃
陣痛室のベッドに横になって痛みを堪え
掴まれる場所という場所にしがみ付いて、必至に呼吸。
助産師さんに褒められるほど、上手に呼吸ができているらしい。
この状況で褒められても、嬉しくない・・・。
まぁマタニティースイミングで呼吸の練習した甲斐があったかしら。
PM7:30
「子宮口が9㎝になったよ!あと少し!!」
やっとかよぉーーー
PM7:50頃
「ポンッ!」という水風船が弾ける様な感覚が足の間で起こる。
破水だ。
雑誌に、水風船が割れるようなって書いてあったけど
本当だった。
PM8:30頃
やっと分娩室へ移動となる。
歩くのは正直しんどいし、ベッドに上がれなかった。
しかし、乱れた髪の毛をきれいに束ねなおす気力だけあった(笑)
必死で痛みに耐え、
「足はちゃんと開かないと、赤ちゃん出てこれないよ」
足を開くことが私には難しかった。
私は30秒間「いきむ」というような事はしなかった。
常に「ふー(呼吸)うん(いきむ)」というリズムだけだった。
なぜなら、呼吸法がこれまた上手だからだそうな。。。
PM9:33
「うにゃーーー」という泣き声と共に
痛みは消えていった。
我が子の誕生だ。
「ちゃんと指は5本ありますか!?」
私の第一声はコレです(笑)
ものすごい冷静に、助産師さんや先生と会話をしている自分がいて
大仕事をやり終えた後にしては、けっこう強いな私と。。。
出産は本当に大変でした。
正直、これを書いているのは出産後3週間経ってますが
2人目は当分いいやって。。。
こんな私のもとに、無事に産まれてきてくれた我が子に感謝です。