VVS 福岡公演から始まり話題になった特大京ジェ『Hysteria』から降りてきた妄想物語。


あれだけ京ジェ京ジェと騒いでたくせに…

まさかのきょもじゅり小説です(´   `*)ゞ


樹→大我→ジェシー

(基本樹目線でお話が進みます)



※福岡公演直後から書き始めたお話なので、かなりの時差あり小説になっておりますあせる



※閲覧注意。(BLです)


苦手な方はUターンでお願い致します。


樹side


「冷てっ!!」

頭を冷やすために思いっきり水を浴びた。

バカなことやってるな、とは思うけど…
おかげで少しずつ酔いが醒めてきた。


今日はジェシーの話を聞くためにきょもが俺の家に来たはずなのに…

普通に飯食って雑談して楽しんで…

なんだかちょっとした疑似おうちデートをしているような感覚に陥りそうになった。


何やってんだ俺…。

このままだといちばんの理解者どころかきょもに手を出してしまいそうな勢いで焦る。


落ち着け、俺。
勘違いしたら痛い目を見るのは自分だ。


きょもはジェシーが好き。
きょもはジェシーが好き。
きょもはジェシーが好き。


水を浴びながら呪文のように繰り返し呟くと、だんだん気持ちが萎えてきた。


よしっ、これで大丈夫だ。

急いで全身を洗い流してお風呂を済ませ、大きく息を吐いてきょもが待つリビングの扉を開けた。


「きょもごめん、お待たせ」

大「あっ、じゅり、おかえりぃ」

ほんのり紅潮した顔で迎えてくれるきょも。


「きょも酔ってる?」

大「よってないよぉ?」

「もしかして眠い?」

大「ねむくないぃ!」


きょもが幼い喋り方になってる時はだいたい酔ってるか眠い時。

これがまた可愛くてしょうがないんだけど…
幼い口調とは反してちょっぴり蕩けた表情が色気を漂わせ目のやり場に困る。


ふとテーブルの上を見ると、空いたお酒の缶が数本転がっている。


「えっ、俺がお風呂入ってる間にひとりでこんな飲んだの?!」

大「だぁって、じゅりが勝手にのんでてって言ったもん」

「いや言ったけどさ…飲むペース早すぎじゃない?」


大「…見て、これ」

そう言ってスマホを手渡され画面を覗くと、
グループLINEに髙地とジェシーが仲良く食事をしている画像が送られていた。


なるほど…。
これを見てきょもはやけ酒したってことね。


大「じゅりが…話きいてくれるって言ったのに…肝心なときにいないんだもんっ…」

きょもの声が震えている。


そっか…泣きそうになるのを誤魔化すためにお酒を飲んでたのか…。


「きょも、ごめんね。我慢しなくていいよ」

大「うぅっ、じゅりぃっ…」


肩を震わせて泣き出したきょもがあまりにも切なくて、ギュッと腕の中に抱き寄せた。