ザ・ファイターの主人公のLBは? | エグゼクティブ・コーチ 和気香子

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普段の思考パターンではどうしても出てこないことが、ふとした瞬間に閃くことがあります。
そんな状態を意図的に作り出して、色んな気づきを得てもらうことで将来の夢・ビジョンを明確にしたり、課題解決のためのヒントを見つけるお手伝いをするのが私のコーチングです。

こん
イキイキとした毎日を送るサポートをする月香です。

部屋の前の桜が昨日であっという間に五分咲きになりました。
一昨日は数輪しか開いていなかったのに。
出かけなくても花見ができるのは、ちょっと自慢です。

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今日は、「ザ・ファイター」という映画を観賞。
実話に基づいた作品です。

マサチューセッツ州ローウェルに住むプロボクサー兄弟。
兄のデイッキーは町の期待を一身に背負う名ボクサーだが、その短気で怠惰な性格からすさんだ毎日を送っていた。
一方異父弟のミッキーは、地道な性格。
兄と母に言われるままに試合を重ねるが、どうにも勝つことが出来ない。
そんなある日デイッキーが薬物に手を出し逮捕されてしまい、ミッキーはリングから遠ざかっていく。
しかし、恋人シャーリーンの支えもあり、ミッキーはもう一度リングに上がる決意をする。
(goo映画より)

デイッキーとミッキーは10歳ほど年齢が離れてます。
ミッキーにとって、薬物に手を出すような兄でも、ヒーローなのです。
そして、二人の母も、兄のデイッキーが活躍した日々を忘れられません。
彼女にとっては、デイッキーが昔も今も、素晴らしいボクサーで一番可愛い息子なのです。
そして、母もデイッキーも、デイッキーが成し遂げられなかった夢をミッキーに実現してもらおうとします。
彼らなりに良かれと思ったことを、ミッキーにあれこれアドバイスや指示をします。

ミッキーは、「重要であってはいけない」、「自由に行動してはいけない」、「考えてはいけない、自分が考えたいように考えてはいけない」等のリミッテイング・ビリーフ (幼い頃に刷り込まれた思い込み) を持っていたのではないかと考えます。

母と兄の言う通りにトレーニングをし試合をしても、勝てずに辛い日々を過ごしています。
また、母と兄が設定した試合の相手が自分より10kgも重い選手であっても、"何かおかしい"と感じながらも受け入れます。※格闘技系では、体重の差は大きな影響を与えます

何かがおかしいと感じながらも、辛い日々を過ごしても、恋人から「家族から離れなさい」と言われても、母と兄の言うなりになってしまいます。
観ているとイライラする位に言いなりです。

でも、"兄が刑務所に入る"という出来事により、彼は自分を苦しめていたリミッテイング・ビリーフから解放され、自分の意思と決断で行動できるようになったのです。
不幸な出来事でしたが、ミッキーにとっては自分を変えるチャンスになったのです。

ビリーフ・チェンジはセッションでも行えますが、大きな出来事によっても起こるのですね。

今日は、映画の登場人物のリミッテイング・ビリーフの見立てをしてみました。

映画は素晴らしいものでした。
ボクシング映画ですが、家族のお話です。
感動的なストーリーですが、演出過剰になることなく、登場人物の心の動きが丁寧に描かれています。
そして、ハッピーエンドです。
試合のシーンも暴力的な感じはしないので、男性にも女性にもオススメですよ。


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