鹿児島県立図書館に展示中の
「西郷に魅せられた人々〜錦絵で西南戦争を歩く〜」(〜平成31年2月28日まで)
を見てきました。
錦絵とは江戸時代の浮世絵から発達したもの。
西南戦争が始まると
出版社が記事の内容をもとに
絵師に錦絵を描かせたそうですが、
絵師は実際に戦場を見ていないため、
また、絵が売れるようにするため
庶民の心情に合わせて想像や誇張を加えた絵が
描かれたそうです。
錦絵には西郷軍を賊軍と書いているものの
これは、検閲を通すためで
庶民に人気だったのは西郷軍とのこと。
西郷どんで出てきたように
西南戦争の翌年には、市川団十郎が歌舞伎で西郷隆盛を演じていたとか。
歌舞伎といい、錦絵といい
西郷さんがいかに愛されていたかがわかります。
西南戦争終結後約10日で
西郷さんの涅槃像が出版されていました。
当時の庶民になったつもりで
錦絵を見てみました。
みんな心の底では西郷さんを応援していたことでしょう。
今日の西郷銅像。


