世界の舞台で夢をかなえる子どもを増やす
コーディネーター 西原 恭子です
私が結婚したのは38歳を目前にしたある春。
晩婚と言われる年齢でした。
仕事も、プライベートも、
やりたいことをやってきたし、
ご縁があって出会った年上の主人。
ありがたくも結婚後、すぐ娘を授かり、
遅い結婚だっただけに、
穏やかな諦めというか、
家族のため、家庭のために、
自分を抑えて頑張ることすらもありがたかった。
「若い頃ならもっと自分のこと、
時間をかけたかっただろうなぁ」
なんて思いながら、
このまま子育て、家事をこなしながら、
あっというまに歳を取るんだろうなぁ、
そんなものなんだなぁと思っていました。
大好きな海外旅行も、
経済的にも、時間的にも余裕がなく、
一般サラリーマンの家庭はそんなものだろうと
自分に言い聞かせていたある日。
ふと目に留まった、
女性起業家の方のブログ記事。
自分でお仕事もされ、
子供も育てながら、
海外出張もこなしている。
そして、旦那さんのお給料に頼らず、
自分の稼いだお金で、
自由と、そして家族を大切にする
ライフスタイルを手に入れている。
そんな世界もあるんだと、
ガツンと頭を殴られた気分。
私は自分で起業こそしていたものの、
それは会社員時代とは比べ物にならないくらいの、
効率の悪さで、
お小遣いとしか言いようのない収入。
それでも、自由な時間と
ストレスのない人間関係の中、
子育てと両立できるありがたさも身に染みて
感じていました。
いや、そのありがたさを感じてたから故に、
お小遣い収入の言い訳にしていたのかもしれないな。
この1-2年、抑えていた自分の想いに少しづつ耳を傾け、
自分がワクワクする活動は何か、と問い続けています。
最近、
子どもの将来を真剣に考えるようになって、
コドモ会議やアメリカこどもツアーを主催するようになって、
私がしたいことの一つに、
「行きたい時に、行きたい所へ、
会いたい人に自由に会いに行ける」
子どもに育てるという夢が出来ました。
大きなことでなくてもいい。
日本という枠を超えて、自由にしたいことを
行動できる子どもをひとりでも増やしたい。
そのために私が出来ることは…と思いながら、
日々活動しています。
でもね。
「子どものために」ということが、
本当に「子どものため」なのか。
それは、私にも分からないんです。
40数年生きてきて、私が得てきた価値観。
海外生活を通じ、得た苦しさも、達成感も、
そして何より感じる「世界は広い」ということ。
子育て中の親となった今、私は覚悟を持って
子どもにそんな道を見せようと覚悟を決めました。
そして、その夢はもちろん「子どものため」ではあるけれど、
それに子どもが自分の意志で、「NO」と言った時には、
それを尊重すべきであるとも思っています。
その夢は「私の夢」であって、
「子どもの夢」ではない。
その客観性は持ち続けたいと思っています。
きっと「子どものため」と思っている私の活動は、
子育てが終われば、自分のための活動として、
行きたいときに、行きたいところへ、
会いたい人に自由に会いに行ける
自分になることにつながる。
子育て中のママこそ、自分のワクワクのタネを
まき続けてほしいなと思うんです。
それが、子育てにもつながり、周りにもつながり、
自分の成長にもつながる。
以前の私のように都合のいい言い訳をせずに、
自分の人生に覚悟を持ってみませんか?
そうすると、人生は輝きだすと思います。
たくさんの経験をして、
たくさんの人に出会って、
人生は彩りのあるものになる
私たちはどんどん豊かになります