こんにちは、きょんです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
先日、長男の高校の保護者たちで集まる機会があり、
「運動会パンフレットに涙した!」という母親たちがいたという話です。
長男の通う開成高校では、保護者同士の交流のための地区会なるものがあり、
私は神奈川県の地区会に所属しています。
所属人数は200名(家庭)ほどだそうです。
他にも東京、千葉など地区によって会が分かれています。
保護者同士のつながりがあることで、学校情報が子どもの成長について共有できたりする
とても有益な会になっています。
先日開かれた会は「新入生歓迎会」で高校から入学した生徒の保護者を歓迎する会でした。
我が家は中学入学組なので中高6年一貫なのですが、高校から入学する人もいます。
開成では中学入学組を旧高、高校入学組を新高と言っています。
さて、そんな旧高と新高の保護者同士の交流会でどんなことが話題になったかというと、こんなことでした。
・県外からの通学や下宿生活について
・運動会、文化祭の準備の忙しさについて
・色々な部活動の特徴
・休みの日の過ごし方
こんなテーマについて1時間半くらいざっくばらんに話しました。
同じ学校通っていても知らないことが多く、ほんとに情報ってありがたいです🙏✨
そんな中で、高校から入学してきた新高ママさんに、高校入学の決め手についての話を聞いてみると、3人中3人とも「まぁ、なんとなく流れで」みたいな感じでこれまたびっくりでした。
え?!第一志望で入学とかじゃないの?
こちらは、高校入学を経験していないので未知の世界。
Aさん:私立、県立とずっと迷っていたけど、私立の方が入試が早いし先に合格しちゃったので、県立入試はもうやめようかとなり、まぁいいかと入学を決めました。
Bさん:塾の先生に合格したなら行ったほうがいい!と熱心に勧められたので。
Cさん:親族に男子校出身者が一人もおらず不安だったが、なんとなく世間体で選びました。
なるほど〜。
そんな感じで、みなさんなんとなく周りの勧めとかタイミングで入学を決められたんですね。
実際入ってみてどうなの?という話になり聞いてみると、
Cさん「運動会のパンフレットを見て、入学させてよかった!と思った。涙でました」
とおっしゃってました。
そして他のAさん、Bさんもうなづく。
それを聞いて納得しました。
運動会のパンフレットと聞くと、運動会の競技予定表が書かれた式次第みたいなものを思い浮かべると思うんですが、ここでいうパンフレットというのは違います。
各組ごとに作成される運動会雑誌で、運動会前日に高3から生徒に渡される分厚い冊子のことです。どの学年も、運動会前1ヶ月ほど、高3から熱心な指導を受け運動会競技に臨みます。
約250頁冊子の最後のページには、高3の先輩たちからの熱い直筆メッセージがびっちりと書かれています。
その雑誌のようなパンフレットは一人一人に渡されて、当然メッセージもそれぞれ違う。
そういえば、私も長男が中学に入学した時にこの先輩からの直筆メッセージを見て感動したのを思い出しました。
その文面はこんなことが書いてあります。ちょっと抜粋。
↓
【◯◯へ(ここには息子の名前が入る)
1ヶ月、僕たちと一緒に騎馬戦の練習に取り組んでくれてありがとう。最高に楽しかった。
最初に印象は真面目なやつって感じだったけど、練習を重ねるたびに本来の◯◯らしさが出て、他のやつらとふざけている時も微笑ましく、頼もしく思っていた(笑)】
【明日の本番。「想定外を想定内にしろ」これを伝えたい。自信を持って悔いのないよう、全力をぶつけてきてくれ。最後は笑って一緒にウィニングランをしようぜ。これを読んだらさっさと寝るんだぞ〜】
他にも、練習の時にあったエピソードやハプニング、激励などなど。
カラフルなサインペンで書かれた先輩からの手紙のようなページが5、6頁あるのです。
これを見たら、毎年先輩が後輩を思って夜遅くまでメッセージを書いてきたのかぁ〜という伝統を感じます。熱い。男子校でこんな文化があったのか!
それで、Cさんもそれを見て涙が出たとおっしゃっていました。
私も忘れていたけど、同じ思いを3年前にしたことを思い出しました。
そうだ、先輩たちが前日の忙しい中書いてくれたあのメッセージ、やっぱり感動するよね。
その気持ちを思い出しました。
多くの保護者がこのパンフレットで先輩から受け継がれる思いを知って感動するんです。
息子たちはこれらのメッセージをどんな風に受け止めているのか。
聞きたいけれど、話してくれない・・・・😅いつか話してくれるといいな。
保護者が感動する運動会パンフレットの中身について書きました。
では、また。