ボク、今は夜はちゃんと寝ています。少々早起きではありますが。「健ちゃん4時半起きはやめてくだせぇ。せめてあと30分寝てて。」（母）

夜寝てるということは、昼間は起きてて叫んでいます。

「かーちゃんはどうせヒマ人だからいいんですけど、1時間叫び続けたら健ちゃんが疲れるっしょ。おかーさんも頭がおかしくなりそうですよぉ。」（母）

何度も何度も、立たせてもらっては少し歩いてはつぶれてを繰り返し、やっと眠りました。

「寝てると天使なんだけどねぇ。私、ゴロちゃんの時と同じことやってるぅ。」（母）

今日はおばあちゃんの納棺です。おとーさんはまた実家へ高速で1時間かけて行きます。気をつけてねと言うしかできないボクハルおかーさんです。

おかーさんは心配を紛らすために本を読んだ。

「キッチンがテーマのアンソロジーです。キッチンって家庭の有り様や家族を色濃く映し出す場所なの。放置子（ネグレクトの一歩手前？）や闇バイトにからめとられた青年や父の再婚相手との微妙な関係や料理を嫌悪するキャリアガールや姉と腹違いだと知って苦しむ女性や、とにかく社会の縮図的な短編集でした。でもとても好きな本です。」（母）

好きな本だけを残してあとは処分すると言ってるおかーさんですが、なかなか減らせないどころかなんだか増えてる？

「この小さな本棚に収まるだけにしようと思ってるの。でも一番下がまだ空いてるも～ん。」（母）

叫ぶボク