最近ペーパーレス化が加速している。

ずいぶん前から検針も自動化されている電気関係だけでなく、ガスについても「検針票のペーパーレス化および書面有料化のお知らせ」がポストに入っていた。

一方その逆を行くのが契約や医療関係である。

医院からの診療明細書や請求書兼領収書、また薬局からの保険調剤明細書やお薬の説明書は、患者にも受けた治療等や薬の内容と費用が書面で明確になって、よいシステムと思われる。

しかし受診する毎、同じ薬を受け取る毎に、毎回同じような何枚もの紙を受け取っていると、たちまち紙の山になる。

そして自費診療等によっては、

「私は、上記の内容及び医師の説明を十分に理解しましたので、○○治療を受けることに同意いたします。」と日付を記入・署名した同意書のコピーなども溜まってくる。

医師から充分な説明などなくとも、毎回治療前に看護師から渡される紙に署名しなければ治療が始まらないのだから、ルーチンワークである。

しかし後でよく読むと、「期待される効果が得られない場合でも、費用の返還を求めたり、異議申し立てなどは一切いたしません」という項目などが入っている。

不動産取引や商品売買等でも細かい文字でびっしり書かれた契約書の束ができる。

これらは契約内容を明確にするという法的側面と共に、契約書作成側には訴訟対策等の証拠書類として活用されるのか、立派なファイルブックや封筒に入れてくれる。

 

森林資源など環境保全の取り組みには賛成するし、契約や治療内容等が明確に記録されることもよいとは思うけれど、種々の社会状況同様、ペーパーレス化も両極化しているのかもしれない。