ハロー効果とは、

社会心理学の現象の事を指します。

ある対象を評価する際に、

対象者が持つ目立ちやすい特徴にひっぱられ、

その他についての評価にバイアスがかかり歪んでしまう現象（認知バイアス）の事を指し、

後光効果やハローエラーとも称されます。

ハロー効果には、

ポジティブ・ハロー効果とネガティブ・ハロー効果があります。

目立って優れている特徴があると仮定した場合、

前者はその影響で他要素の評価までも高くなる現象を指します。

後者は目立って優れている特徴の影響で、他要素の評価が低くなってしまう現象を指します。

例えば、評価される人物が極めて難関とされる大学を卒業している場合に、

その人物の人格までも優れていると判断してしまうケースなどがそれに当たります。

ローランド様の記事もご覧いただきたいんですが、

確かに、そのご発言もさる事ながら

見た目から生き方まですごくカッコよく見えてしまいますよね！

ハロー効果を上手く活用し、恋愛や仕事にも活かす事ができます。

「相手の最も求めている、重要と考えている要素は何か」

を事前に理解しておくことが重要です。

相手に自身のポジティブな評価を目立たせるためには、

相手の目に留まらなければ意味がないからです。

例えば、お金持ちが好きな女性に対してであれば、

高級そうな衣服を身に着けたり、ブランド物の小物を持つなど

「この人はお金持ちっぽい」といった印象を与えると、

相手からの見る目が変わるかもしれません。

なので、港区女子を落としたければ、

めっちゃおれお金持ってるよ！的なアピールをしなければ、

見向きもされないと言う事なんでしょうね。

また、仕事面においても同様のことが言えます。

仮に営業マンであった場合、

最初の第一印象が良ければその後の商談に大きな影響を与えるでしょう。

トークが上手い＝商品も優れた物だと思い込ませることができるかもしれません。

ハロー効果は面接などでも活かすことができます。

面接を受ける場合、

学歴重視の企業であれば学歴を、

人柄重視の企業であれば学生時代のサークル活動などを

アピールポイントにすると効果的です。

企業の求めている人材に及ばないと

自己判断できる場合でも、

入室の際の挨拶や言葉遣いなどをしっかりしておけば、ハロー効果を上手く引き出せる可能性があります。

しかし、どの企業も、一般的にビジネスマンにふさわしい身なりを評価するでしょうから、

面接の際には清潔感のあるスーツ姿、髪形や髭などにも気を使うといったことは前提にあります。

逆に言ってしまえば、

最低限のルールさえ守っていれば、

どんな相手にもあなたの短所だったとしても長所に見てもらえるでしょう。

ここまではハロー効果の“個人”に対する影響を挙げてきましたが、

それが企業単位となると、もっと大きな影響を及ぼすことになります。

身近な例を挙げて例えるのであれば、

知らないメーカーでも人気のあるタレントがCMに起用されていたりすると、

消費者は安心感を得ます。

逆に、広告塔であるタレントが事件を起こしたりした場合には、

消費者に不信感を与えてしまいます。

つまり、マネジメントにおいてのハロー効果は、

企業の戦略の障害になることもあり、イメージダウンに直結するといった問題があります。

最近の例だと、

沢尻エリカさんやピエール瀧さんが覚醒剤を所持していたとして逮捕された事件が

記憶に新しいですが、

女優さんやタレントさんがご自身の不祥事だっとしても

そのタレントさんを広告に起用しているメーカーさんは、

自社のブランドイメージが傷付けられたとして

そのタレントさんを広告の起用から外したり、

逆にタレントさんに対して、違約金を請求したりされてしまいます。

まとめると

・ハロー効果とは、イケメンだと顔だけでなく性格や他の特徴まで良いだろうと思わせる現象

・対個人でもハロー効果は有効

・企業でもハロー効果を自社の宣伝活動に利用している

本日は以上になります。

またー

芸能人はやっぱりオーラがある？【ハロー効果】