こんばんは。虚海と申します。今日で札幌から苫小牧に帰ってきてちょうど1年になります。さっきこのブログを書く前に、去年の今日書いたブログを見て、本当に懐かしい気持ちになりました。札幌では色々なことを経験したし、楽しいことも辛いこともたくさんあったし… なんにせよ、やっぱり家族といる苫小牧での生活が最高です♪ ずっとこんな日々が続けばいいんですけどね。
そうそう、今日はスタバで期間限定のストロベリーなんだかを飲んできました。とても美味しかったですが、今日の苫小牧の最高気温は5度(笑)。もう冷たいものは厳しいですね。でも、ぜひ来年また飲みたいと思います!
さて、将棋の話。私のTwitterのフォロワーさんが、中飛車を勉強するということでした。戦法を1から勉強するのって大変ですよね。私も正直、今更他の戦法を勉強する気になりませんし(笑)。頑張ってほしいなあと思っています。
あくまでも、81初段の戯言だと思ってもらえたらいいかなと思うのですが、中飛車には若干の理解があるつもりですし(笑)、中飛車初心者が中飛車を勉強するのに最もいい手順を考えてみたいと思います。
まずは戦法のおおまかな概要を学ぶことが最優先なのかなと思います。ある1つの戦型だけを深く勉強するのではなく、こんな時はこの形、あんな時はこの形… みたいに、頻出の形を可能な限り多く知って覚えることが大事なのかなと思います。また、それぞれの戦型の時によく出る変化、仕掛けの手順まで理解することまでは必須だと考えています。
で、私が中飛車を勉強しはじめの方に最もオススメするのはこの本でしょうか。
はい、有名な本ですね(笑)。戸辺先生の本なのですが、この本を最初におすすめする一番の理由は、「ほぼ全ての戦型について書かれている」ということなんです。
広く浅くではありますが、「広く」ということが最初はとても大事だと思うんですよ。だってねえ。「この形についてはすごく深く理解しているけど、この形になったらどう組んでどう仕掛ければいいかわかんない…」だと困るじゃないですか(笑)。
その点、この本は後手原始棒銀から、63銀型、64銀型、角交換型、後手番の場合、さらには相振り飛車まで触れられています。もちろん、それでも触れられていない変化はたくさんありますけど、それを勉強していくのは次の段階でいいのかなと思うんですよね。
さらにこの本は「指しこなす本形式」の本ですので、手順と解説の羅列になりがちな普通の棋書よりも身につきやすく、しかもDVDまで付いてきますので、理解しやすさは折り紙付きです! この本を反復しまくって、最終的には全部を理解を伴う暗記まで持っていくことが、この本のゴールなのかなと思います。
もちろん、とりあえず1回最後まで読んだら、2周目と平行してドンドン対局するのも大事ですね。それで、初めての戦型や変化が出てきたら、本を読むなりソフトに聞いてみたりして、知識を蓄積していけたらいいのではないですかね。
さて、1ヶ月程度経って、この本も全部覚えてしまったら、次の棋書に取り組むのもいいかもしれません。そこでオススメしたいのが、次の本です。
この本も頻出の戦型の指し方を紹介してくれる本なのですが、前述の本の補強という形で取り組めばいいと思います。読んでみて、こちらの変化のほうがいいなって思う部分は取り入れていけばいいし、前の本の変化のほうがいいならパスする形で。また、前の本に書いていない戦型にも触れられています(例えば右玉にどう対抗するかとかは前の本には書かれていない)ので、前の本に載っていなくて困った時に見てみるのもいいかなと思います。ただ、初心者が最初に取り組むと難しい本だとも思います。「指しこなす本形式」ではありませんし。
それ以降は、動画を見るとか棋譜並べをするとかになるんでしょうが、私はこれらはほとんどしませんので解説できません(笑)。棋譜並べなら、以下の3冊がありますよね。
一番オススメは1冊目かな。2冊目もいいのですが、けっこう古い棋譜も多いです。いや、それが悪いのではないのですが、角道を開けたままの中飛車の棋譜が半分くらいしかないのがちょっと残念。3冊目は西山先生の棋譜集なのですが、1章丸々中飛車になっています。解説が詳しいので、この本はいいですよ。私は西山先生ファンでもありますしね(笑)。
また、中飛車穴熊に進む方法もあります。個人的には、いきなり中飛車穴熊からスタートするよりは、普通の中飛車を勉強してから中飛車穴熊を始めたらいいのかなと思います。勝ちやすくてオススメです。あるいは、相手が振り飛車にしてきた時に、中飛車左穴熊にする方法もありますね。これも基本を学んでから勉強されるほうがいいでしょう。ちょうど今私は中飛車穴熊を勉強していますが、普通の中飛車がベースになっている実感がありますので、この手順で勉強されることをオススメしたいと思います。
その場合は、この本たちなんかいいかなと思います。
最後に、中飛車は覚えることも少ないですし、割と感覚的に指せちゃう戦法だと思います。ぜひ一緒に頑張りましょう!