次の1手で覚える 実戦手筋432 | 虚海の千年の学び

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私こと虚海の将棋の勉強を中心に、お仕事のこと、競馬やゲームなどの趣味のこと、ファイターズのことなどを書いていきたいと思います。

こんばんは。虚海と申します。今日も暑かったです。苫小牧でも普通に30度を超えてしまいました。先日は放牧中のアスクビクターモアが熱中症で亡くなる悲劇がありました。本当にかわいそうで…。もちろん、誰が悪いわけでもありませんし、仕方のないことではあるのですが、心からご冥福をお祈りしたいと思います。安らかに…。とても印象に残る名馬でした。

 

さて、話をガラっと変えます。今日ってお盆の土曜日なんですよ。でも、そんな中でも、うちの会社は全道の管理者強制参加の会議をかましてくれました。正直、別に緊急の内容ではありませんので、来週でも先週でもなんの問題も無かったんですけどね。ただただ自己満足。本当にアホの一言です。

 

おかげで、今年のお盆は明日だけ。朝6時に苫小牧を出発し、10時に十勝の新得町へ。その距離200キロ。で、お墓参りとお食事だけお父さんとして、14時にはあちらを出発しなければなりません。明日は1日で400キロ以上走らないといけなくて、全部会社がアホだからです。本当に死ねばいいのに。

 

長い前フリでしたが、ここから本題です。

 

3月から全然手をつけていなかった、「虚海の棋書レビュー」ですが、久々に書いてみます。私の勉強の方針が「同じ本を繰り返し」に変わりましたので、こなす本の数が減っているのも原因なのですが、それでもさすがに前回から5ヶ月経過していますからね。何冊か書けるようになっています。私の棋書レビューは必ず1周は最低でもして、それから書くようにしています。それではいってみましょう。

 

今日のレビューはこの本です。

 

 

はい、マイナビ将棋文庫から出版されています、「「次の1手」で覚える 実戦手筋432」ですね。2年前に発刊された本です。現在は絶版になっている「将棋絶対手筋180」という、マイナビ将棋文庫の本がベースになっているそうで、対象は10級〜5級と書かれておりました。1ページに問題が2問、次のページに解答・解説が2問という形式になっております。序盤編・中盤編・終盤編・応用編の4章からなります。

 

ここからは私の感想。特徴として、ある局面が出題され、正解手から数手後が次の問題で出題され… みたいな感じで、数問1セットで出題されています。一気に数十手後の局面という感じではないので、流れがつかみやすいですし、初級者でも大丈夫なんじゃないかなと思います。まあ、横歩取りとか私には絶対に関係ない手筋も書いているので、そこらへんは気にしない(笑)。

 

また、解説も丁寧。おそらくは理解できない部分は無いと思います。5級以上なら全然独学で勉強することも可能でしょう。それ以下の方には全問は厳しいかも。でも、今はツイッターなどで質問できる場がたくさんありますので、6級以下の方でも大丈夫なんじゃないかなと思っています。

 

あえて難点を言えば、ヒントが丁寧すぎることくらいでしょうか。個人的にはヒントが丁寧なのは何の悪いイメージも無いのですが、ヒントを嫌う方もいらっしゃるのも事実ですね。ほとんど答えじゃね? みたいなヒントもありますから、それは人を選ぶかなと思います。

 

対象が10級〜5級とありましたが、個人的には10級から1級くらいまでなら十分力になると思います。初心者にもおすすめで、私は初心者の方には、1手詰めの後は「3手詰ハンドブック」と「ひと目の手筋」をおすすめしておりますが、「ひと目の手筋」が完璧になったら、すぐこの本に取り組むといいでしょう。実力が上がるごとに理解できる問題がどんどん増えていくでしょうし、全部できるようになれば初段も目前だと思います。

 

おすすめ度は…いや、Sクラスでもいいんじゃないかな。級位者ならぜひやってみて欲しいなと思っています! 初段以上にはあまり意味が無いかも… どうでしょうね。