-------- AUTHOR: kyojitsurekishi TITLE: 時代劇の共演、合体企画(『暴れん坊将軍』と『遠山の金さん』の場合など) DATE: 03/01/2019 15:49:00 PRIMARY CATEGORY: 歴史全般、元号 STATUS: Publish ALLOW COMMENTS: 1 ALLOW PINGS: 1 CONVERT BREAKS: 1 CF50_USERNAME:navy.ap.teacup.com/monogatarekishi/ ----- BODY:
『大岡越前』『暴れん坊将軍』
TBS『大岡越前』では大岡忠相を加藤剛が演じ、徳川吉宗を山口崇が演じた。
テレ朝『吉宗評判記 暴れん坊将軍』では大岡忠相を横内正が演じ、徳川吉宗を松平健が演じた。『暴れん坊将軍』のシリーズでは横内正のほかに田村亮も忠相を演じ、綱條登場と彗星激突の話では田村亮が忠相の役であった。最後のスペシャルでは大和田伸也が忠相を演じたようだ。『水戸黄門』の格之進役からの抜擢はここでも続いた。
TBS『大岡越前』では『暴れん坊将軍』をパロディ化して、山口崇扮する吉宗が江戸の町に出て騒動が起きる話が何度も描かれている。
テレ朝で北大路欣也主演の『名奉行!大岡越前』では大岡忠相による裁きに重点が置かれ、吉宗は登場せず、享保の改革に関する話(町火消、甘藷栽培など)もほとんど見られない。テレ朝では吉宗の政治は『暴れん坊将軍』で扱っているので、北大路『越前』では吉宗の政治を除外したのだろう。
TBS『大岡越前』から吉宗の政治だけを取り出したのがテレ朝『暴れん坊将軍』で、忠相の裁きだけを取り出したのがテレ朝『名奉行!大岡越前』だった。
逆に考えるとテレ朝の『暴れん坊将軍』と『名奉行!大岡越前』を合わせたものがTBS『大岡越前』だとも言える。
『仕事人アヘン戦争へ行く』で遠山金四郎が登場している。栗塚旭が演じた。時代設定は1842年である。この時期、南町奉行は鳥居耀蔵であった。
『必殺!主水死す』では1849年の葛飾北斎没から1851年の水野忠邦没(劇中で主水が暗殺)までが描かれており、劇中で登場しないが遠山金四郎はこの時期の南町奉行であるから主水の上司であった。
東山紀之は松方弘樹の『名奉行 遠山の金さん』で同心を演じたことがあり、『必殺仕事人2012』で高橋英樹扮する悪人と対決している。『仕事人2013』で悪役だった里見浩太郎も金四郎を演じたことがある。
○遠山金四郎を演じた俳優が必殺シリーズで悪役になった例:高橋英樹、里見浩太朗
大岡越前守忠相(1677~1751)と遠山金四郎景元(1793~1855)は生きていた時代が違い、大岡忠相は享保の改革のときの南町奉行で、遠山景元は天保の改革のときの北町奉行で、天保の改革のときの南町奉行は鳥居耀蔵だった。
『暴れん坊将軍』の吉宗(1684~1751)は8代将軍で、『遠山の金さん』のときの将軍は12代家慶(1793~1853)であるから、時代が別。
TBSナショナル劇場の『大岡越前』で大岡忠相(演:加藤剛)の父・大岡忠高を片岡千恵蔵が演じたが、片岡千恵蔵は金四郎役としても有名である。
『暴れん坊将軍』で山田朝右衛門を演じた栗塚旭は『仕事人アヘン戦争へ行く』で遠山金四郎を演じたので、大岡忠相を演じていた横内正と「金さん対大岡越前」の共演になる。
当然ながら里見浩太朗も『江戸を斬る』で金四郎を演じたので、里見浩太朗と横内正の「助さん・格さん」も「金さん対大岡忠相」になる。
また、里見浩太朗はナショナル劇場の『大岡越前』の最終回スペシャルにゲスト出演している。
さらに『翔ぶが如く』で島津久光を演じた高橋英樹と西郷隆盛を演じた西田敏行は「金さんと吉宗」になる。
松方弘樹主演の『名奉行 遠山の金さん』で同心を演じた東山紀之はNHKの『大岡越前』で大岡を演じた。
○大岡忠相と仕事人を演じた俳優:田村亮、東山紀之、滝田栄
〔2019年3月〕(平成31年3月)
〔令和4年11月〕
参照
〔徳川吉宗と大岡越前の時代における幕府と奉行所の人材不足〕
<平成21年>2009-05-29 01:48:26
T-CupBlog
〔『暴れん坊将軍II』、北町奉行が悪人〕
<令和3年>2021/7/10 16:21
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