戦争を「乱」「事件」「役(えき)」と呼ぶ歴史用語
「応仁の乱」と「桶狭間の戦い」は「戦争」、「殺し合い」であり、「延暦寺焼き討ち」は「延暦寺放火大虐殺」、「本能寺の変」は「本能寺放火虐殺事件」である。歴史は戦争や殺し合い、暴動を「変」だの「乱」だのと表現するもの。歴史を考えるときは自分なりに言い換えるべきである。歴史教科書に「侵略」と書いてあったから「侵略」、書いてなければそうでないという教条主義では、教科書の執筆者に洗脳されるだけである。
〇白村江の戦い→戦争
〇壬申の乱→戦争
〇平将門の乱・藤原純友の乱(承平天慶の乱)
〇壇ノ浦の戦い
〇蒙古襲来(元寇)→文永の役(1274年)、弘安の役(1281年)
〇応仁の乱→戦争
〇桶狭間の戦い
〇川中島の戦い
〇長篠の戦い
〇本能寺の変→暗殺
〇朝鮮出兵、文禄・慶長の役、万暦朝鮮之役、壬辰倭乱・丁酉倭乱→戦争
〇関ヶ原の合戦→戦争
〇大阪夏の陣→戦争
〇島原の乱→戦争
〇由井正雪の乱、由比正雪の乱、慶安の変、慶安事件
〇赤穂事件→暗殺
〇シーボルト事件→国外追放
〇大塩平八郎の乱→戦争か、一揆と同類か
〇アヘン戦争
〇太平天国の乱
〇桜田門外の変→暗殺
〇薩英戦争
〇池田屋事件→暗殺?
〇鳥羽伏見の戦い、戊辰戦争
〇西南戦争、西南の役
〇「紀尾井坂の変」→大久保利通が暗殺された事件
〇秩父事件→乱?内戦?
〇日清戦争
〇日露戦争
〇満州事変→十五年戦争
〇盧溝橋事件→日中戦争
〇通州事件
〇ノモンハン事件、ハルハ河戦争(ロシア語: Бои на Халхин-Голе)
〇二二六事件
〇五一五事件
〇地下鉄サリン事件
〇ロシアによるウクライナへの侵攻、ロシア・ウクライナ戦争
「変」の比較
本能寺の変→暗殺(赤穂事件に近い)
桜田門外の変→暗殺
「乱」の比較
応仁の乱→内戦
島原の乱→大規模な百姓一揆と宗教戦争
大塩平八郎の乱→反体制蜂起
/帯刀コロク@歴史ライター(@coloku15)さん / Twitter/
「乱」という歴史用語は政権に対する武力反抗を意味しますが、侵略や圧政への抗戦も含まれ必ずしも適切ではありません。 考古学者の森浩一先生が「磐井の乱」ではなく「磐井戦争」を用いたのは有名ですね。 僕も奈良時代の「隼人の乱」には抵抗があり「大隅戦役」等の呼称を用いたいと思っています
我々は歴史用語の「乱」「変」「役(えき)」を疑ってみる必要がある。 応仁の乱は戦争だが、島原の乱と大塩平八郎の乱は一揆の拡大版か? 由井正雪(由比正雪)の乱は慶安の変とも呼ばれる。 文禄・慶長の役と壬辰・丁酉倭乱はどうか? 西南戦争は西南の役とも呼ばれる。
この保立道久とかいう人の令和元年10月16日の一連の書き込みは歴史学者の論理ではなく素人でも言える低次元な個人の主観に過ぎない。要するに「元号が嫌いだ」というだけの感情論である。
令和4年9月20日tw
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