てんとう虫コミックス『ドラえもん』第10巻「百年後のフロク」は小四』1976年2月号掲載で、のび太が読者と同学年とすると、1965年8月7日生まれで、1976年2月は小4の3学期である。
 
セワシは2125年に『小四』を購読しており、21世紀に休刊した『小四』が復刊したと考えられる。
セワシの2125年の『小四』は2月号である。実際は「百四十九年後のフロク」である。
2010年代になって日本では大学の秋入学が検討されている。
 
2125年の日本でまだ小学校の4月入学制度が残っているとするとセワシは2124年4月から2125年3月まで小4であり、生年月日は2114年4月2日から2115年4月1日までに限定される。
のび太が1965年生まれだからセワシは149歳または150歳年下である。
 
ここでセワシがのび太の孫の孫である設定から世代間の年齢差を計算してみる。
セワシがのび太の孫の孫だとすると、間は4世代なので、1世代平均37歳と3~6か月である。
しかし「のび太のおよめさん」や「りっぱなパパになるぞ!」によると、のび太が35歳前後になった「25年後」の時点でノビスケ(2世?)は10歳くらいなので、のび太が25歳くらいの時にノビスケが生まれた(生まれる)ことになる。
 
次にのび太と息子、息子と孫の年齢差が25歳ずつだとして、セワシがのび太の何代目の子孫か検証してみる。この場合、150は25の6倍だから6世代差になる。するとのび太が1965年生まれで、「25年後で息子が10歳」の法則を当てはめると、のび太はセワシの曽祖父の曽祖父になる。
のび太は1965年生まれ、ノビスケは1990年生まれ、のび太の孫は2015年に生まれ、のび太のひ孫は2040年生まれ、のび太の孫の孫は2065年生まれ(のび太より100歳年下)、のび太の孫のひ孫は2090年生まれ、のび太のひ孫のひ孫がやっと2115年生まれになる。 
 
次にてんコミ第21巻「未来の町にただ一人」について検証してみる。『小四』1979年7月号掲載のようなので、劇中ののび太を読者と同学年とすると1969年8月7日生まれ。「百年後のフロク」ののび太より4歳若返った。
この場合、セワシが2125年当時10歳として、2115年生まれとすると、セワシはのび太より146歳年下である。
 
セワシがのび太の孫の孫だとすると、その間の野比家の親子の年齢差は平均して36歳と半年になる。 「百年後のフロク」の場合の1世代37歳差強と大して違わない。のび太が4歳若返って、セワシとの年齢差が4歳縮まっても、4世代で割ると1世代当たり1歳くらい縮まるだけだ。
 
前述のとおり、のび太が35歳くらいの時代にノビスケは10歳くらいなので、「未来の町にただ一人」でも1世代36歳は間隔が開きすぎであり、計算が合わない。
 
次に1世代25歳という方を固定して、セワシがのび太の何代目の子孫になるか考えてみる。
146は25の5.84倍であり、やはり6倍に近い。
しかしのび太1969年生まれで25歳差×6世代だとセワシは2119年生まれになってしまい、2125年で5歳か6歳で、劇中のセワシの外見は10歳くらいだから、計算上の年齢が低すぎる。
 
のび太とセワシの年齢差を146歳差として、世代格差を5世代差とし、セワシをのび太の孫のひ孫にした場合、1世代は約29歳差になる。この場合、25年後で息子が4歳で、劇中の「のび太の25年後」におけるノビスケが10歳くらいに見えるから、やはり計算上の年齢が少なすぎる。
 
なお、のび太が1962年生まれで、次世代が25年おきに生まれる(生まれた)とすると、セワシは推定2112年生まれで、のび太のひ孫のひ孫になる。
のび太が1964年生まれで、次世代が25年おきに生まれる(生まれた)とすると、セワシは推定2114年生まれで、やはり、のび太のひ孫のひ孫になる。
 
また、1世代25歳差の場合、のび太が50歳以上だと既に孫がいることになり、2013年の時点で初代が54歳、2代目が53歳、3代目が52歳、4代目が51歳、5代目が50歳であり、初代から4代目までののび太には孫がいることになる。
「のび太の孫」の第1号は初代のび太の孫で推定すると2009年生まれで2013年現在4歳。2代目のび太の孫は2010年生まれになる。
 
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2013年9/6 9/4~9/9
 
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