知らぬ顔の半兵衛」という慣用句は、Wikipedia によると羽柴秀吉に仕えた軍師・竹中半兵衛こと竹中重治だという説があるらしい。
緒形拳はますます、織田信長、豊臣秀吉と縁のある人だ。
NHK大河ドラマ『太閤記』で緒形拳は豊臣秀吉を、『信長』で緒形直人は信長を演じた。

必殺シリーズで緒形拳が出演した作品では、元締役が山村聰草笛光子、そして山田五十鈴という3大巨匠がそろっており、もう一人の巨匠・藤田まことのシリーズでも、『必殺仕業人』第24話「あんたこの替玉をどう思う」と『必殺仕事人III』直前のSP版『仕事人大集合』にもゲスト出演。
また、『必殺必中仕事屋稼業』では主演の一人が緒形拳、OPナレーションが藤田まことであった。
『大集合』で半兵衛が登場したときはと組んで仕事をする場面で、『必殺必中仕事屋稼業』のテーマ曲「さすらいの唄」のメロディーがかかっており、半兵衛は偶然にも草笛光子扮するおせいと同様、再びを使う仕事人と組んだことになる。

著名人の訃報の際、NHKは「大河ドラマ」、テレビ朝日は『徹子の部屋』の映像を使うのが定例である。NHKはいかりや長介氏死去の際、ドリフターズの経歴の紹介では『紅白歌合戦』の映像を使い、俳優としての経歴の紹介では『独眼竜政宗』の映像を使った。
緒形拳の訃報の際、テレビ朝日では緒形拳がドラえもんのぬいぐるみとともに出演した映像を出していた。番組は『徹子の部屋』であろうか。緒形拳がゲームセンターのドラえもんのぬいぐるみを気に入ったということはフジテレビの『トリビアの泉』でも紹介された。

最期を看取った縁者の中に津川雅彦もいた。彼も必殺シリーズの常連であり、『仕事人2010』にも出演している。

緒形拳はモンゴルやロシア沿海州のウラジオストクにも行って、書を書いている。大黒屋光太夫と共通点がある。

前後一覧
2010年4/7