単行本200ページに対して文庫300ページだと、単行本の48巻は文庫で32巻になる。
単行本200ページに対して文庫320ページだと、単行本の48巻は文庫で30巻になる。

ところが『ドカベン』では単行本48巻が文庫31巻に入っている。
そこで、文庫1冊のページ数を途中まで300ページにして、途中から320ページに増やしてみた。

まず、文庫第18巻の初めの4話(終わりまで80ページ近く)が単行本第26巻の終わりの部分になっている。

文庫第18巻は3ページ、影丸と岩鬼のホームでの激突で始まり、20ページ(つまり初めから18ページめ)で徳川監督がクリーンハイスクールの監督をやめたところで雑誌連載1回の区切りと想われる。次は山田の打席で国定に代わって木下が出た40ページが区切り。木下の両手投げで山田が打ち取られた直後の59ページまでで一区切り。78ページで岩鬼が2塁にいて目を光らせている場面が単行本では第26巻の最後のページであった。

そして文庫第18巻は終盤で明訓と桜島商の試合に移るが、これはまた単行本が次に移って第28巻の初めになっている。それは文庫第18巻では281ページから320ページまでで、合計40ページ。途中の300ページ目も雑誌連載の区切り。つまり、文庫第18巻の巻末には単行本第28巻の初めに2話が収録されている。

文庫第18巻=単行本第26巻の中の後半4話+第27巻全話(合計10話)+第28巻初めの2話

しかも、少CCの単行本第38巻の明訓×BT学園の場面で文庫第25巻に収録されているものがあり、それを考えるとこのようになる。

文庫の巻数
│_20ページごとの話の順番
│__↓
│__01_02_03_04_05_06_07_08_09_10_11_12_13_14_15~16話(1話20ページと假定)
↓__単行本で何巻に相当するか
01__01_01_01_01_01_01_01_01_01_01_02_02_02_02_02 
02__02_02_02_02_02_03_03_03_03_03_03_03_03_03_03
03__04_04_04_04_04_04_04_04_04_04_05_05_05_05_05
04__05_05_05_05_05_06_06_06_06_06_06_06_06_06_06
05__07_07_07_07_07_07_07_07_07_07_08_08_08_08_08 少CC7殿馬登場
06__08_08_08_08_08_09_09_09_09_09_09_09_09_09_09 少CC8~9不知火、里中登場
07__10_10_10_10_10_10_10_10_10_10_11_11_11_11_11 少CC10土井垣登場
08__11_11_11_11_11_12_12_12_12_12_12_12_12_12_12 少CC12緒方勉登場
09__13_13_13_13_13_13_13_13_13_13_14_14_14_14_14 少CC13小次郎登場。14夏開幕
10__14_14_14_14_14_15_15_15_15_15_15_15_15_15_15 少CC15武蔵登場
11__16_16_16_16_16_16_16_16_16_16_17_17_17_17_17 少CC16~17いわき東
12__17_17_17_17_17_18_18_18_18_18_18_18_18_18_18 少CC18土門と微笑登場
13__19_19_19_19_19_19_19_19_19_19_20_20_20_20_20 少CC19野村克也プロ22年目
14__20_20_20_20_20_21_21_21_21_21_21_21_21_21_21
15__22_22_22_22_22_22_22_22_22_22_23_23_23_23_23 小CC23賀間、影丸が野球
16__23_23_23_23_23_24_24_24_24_24_24_24_24_24_24 
17__25_25_25_25_25_25_25_25_25_25_26_26_26_26_26_26 少CC25山田記憶喪失
18__26_26_26_26_27_27_27_27_27_27_27_27_27_27_28_28 少CC26~27赤城山
19__28_28_28_28_28_28_28_28_29_29_29_29_29_29_29_29 少CC29山田連続敬遠
20__29_29_30_30_30_30_30_30_30_30_30_30_31_31_31_31 少CC30犬神登場
21__31_31_31_31_31_31_32_32_32_32_32_32_32_32_32_32 少CC31四天王過去編
22__33_33_33_33_33_33_33_33_33_33_34_34_34_34_34_34
23__34_34_34_34_35_35_35_35_35_35_35_35_35_35_36_36 少CC35白新戦
24__36_36_36_36_36_36_36_36_37_37_37_37_37_37_37_37 
25__37_37_38_38_38_38_38_38_38_38_38_38_39_39_39_39 少CC37~38BT学園
26__39_39_39_39_39_39_40_40_40_40_40_40_40_40_40_40 少CC40明訓敗れる
27__41_41_41_41_41_41_41_41_41_41_42_42_42_42_42_42 少CC41太平監督編
28__42_42_42_42_43_43_43_43_43_43_43_43_43_43_44_44
29__44_44_44_44_44_44_44_44_45_45_45_45_45_45_45_45
30__45_45_46_46_46_46_46_46_46_46_46_46_47_47_47_47 少CC45大熊谷工業
31__47_47_47_47_47_47_48_48_48_48_48_48_48_48_48_48

ここで重要なのは、この表で文庫の区切りと単行本の区切りが一致している箇所が、実際に出ている本でもそうなっているかどうかである。
例えば『ドカベン』の「文庫第16巻と第17巻の境目」が「少CC単行本の大24巻と25巻の境目」と一致しているかどうか。『ドカベン』の単行本第25巻は山田太郎が記憶喪失になった印象的な話で、山田世代高1の秋、関東大会の甲府学院との試合で、微笑がバントの構えをしている場面であった。
あとで、確認してみたい。
少年チャンピオン・コミックス第35巻に収録されている「ルールブック盲点の1点」は、文庫では第23巻収録である。
└→『ドカベン』少CCと文庫3

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2009年3/14 3/15前後