第2話
「南無阿弥陀仏。」
ここに、白い蓮華がある。また、分陀利華と書かれた看板がある。
「インドは暑い国だ。白い蓮華は涼しい所に咲く。だから、インドの人たちにとって、白い蓮華は苦しみからの解放の象徴なんだ。極楽浄土には白い蓮華が咲いていると説かれるのは、インドの人たちにとって白い蓮華は苦しみからの解放を意味するからだ。」
「なるほど。我々は巨人による苦しみから解放されるのであって、ここにある白い蓮華は巨人からの解放を象徴しているのか。」
「蓮華って、泥から生えて美しい華を咲かせるから、煩悩が悟りに変わる事を意味するんじゃないですか。」
「苦しみからの解放の象徴よりも、そっちの説の方が多くの人が知っているかもしれない。 合唱。」
「南無阿弥陀仏。」
100年前、はじめて現われた超巨大な巨人、エビフライ・ハーンは、壁を破壊する方法について考えていた。