宮川町の提灯の下で、かわいく揺れる菊水鉾♪
三連休、みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。
今日から29日まで、おまつり「太子伝」が行われている、富山県南砺市井波(いなみ)
その見どころを自由奔放にご紹介!最終回です。
● 「東山荘」
創業は元禄年間、地元ではとても有名な、昭和初期の書院造の料理旅館。
多くの著名文人・美術家・経済人に愛され、 近年では池波正太郎さん、白州正子さんも宿泊されています。
瑞泉寺の目の前です。
● 松尾芭蕉 「翁塚(おきなづか)」と、黒髪庵
瑞泉寺前の大通り「八日町通り」沿いにある、「芭蕉塚のこみち」への門
↑ 門上の井波欄間には、芭蕉さんが小鳥を詠んだ4つの句が、表現されているそうです
そのこみちの先に、「浄蓮寺」があります。
こちらの境内にあるのが・・・
☆「翁塚」
芭蕉さんの門弟であった、瑞泉寺の11代住職・浪化さんが、師を慕い、
元禄13(1700)年、近江にあるお墓から小石3つを持ち帰り建てられた塚。
その2年後には、遺髪もこちらに納められた。
義仲寺の本廟、伊賀上野の故郷塚とともに、芭蕉三塚とされている。
☆「黒髪庵」
加賀、越中、能登の三国に住む俳人数百名が寄進を行い、文化7(1801)年に建てられた小さな庵。
写真にはないが、「翁塚」正面にある。いまも俳句の会や茶会が開かれる。
☆「芭蕉堂」
明治15(1882)年、町の俳人たちによって建てられた。写真左、「翁塚」のお隣。
堂内に芭蕉像が安置されている。
俳句をたしなまれる方にとっては、聖地のひとつですね…!
● 手打ちそばのお店「茶ぼ~ず」 (ここで父と合流)
↑ の浄蓮寺のすぐおとなりです
おばあちゃんの家のような、あったかい雰囲気
おそばはどれももちろんおいしいのですが、おすすめがこの「そばぷりん」(数量限定)
ぜひ!!ご賞味ください!
● 「池波正太郎ふれあい館」
「鬼平犯科帳」「剣客商売」などの人気時代小説の著者、池波正太郎氏は、
井波を「父祖の地」として、度々訪れました。
こちらでは、いろいろな池波氏とふれあえます。(そのまま)
池波氏は絵もとてもお上手で、素敵な絵もたくさん飾られていました。
こんなものも
● 井波在住のねこさまも、みなさまのお越しをお待ちしております
● 井波城址(瑞泉寺旧地)で、古城公園
もともとはこの地に瑞泉寺があり、
戦国時代、一向一揆の拠点として、寺の周囲に土塁や外堀を築きました。
しかし、天正9(1581)年、織田信長配下の武将・佐々成政(ささなりまさ)氏に攻められ、町家とともに火にかけられます。
その後、成政氏の家臣・前野小兵衛勝長氏により、井波城として整備されますが、
天正13(1585)年、前田利家氏によって落城されました。 (説明版より)
↓ ハンカチの木があるのも、こちらです。(二ノ丸跡)
井波城の本丸跡には、井波八幡宮が建てられています。
↓ 気になる灯篭
● ほかにも、見どころ満載です!
● 最後に… 井波名物「やき餅ばあさん」
佐々成政氏の軍勢は、堅い守りの井波を攻める際、非常時の抜け穴から攻めようと、穴を探していました。
瑞泉寺門前で焼き餅を売っていたおばあさんは、成政軍の武士に「焼き餅をたくさん買ってやるから」と持ちかけられ、抜け穴の場所を教えてしまいます。
結果、井波は落とされてしまいました。
「井波が落ちたのはやき餅ばあさんのせいだ」と、言い伝えられているそうです。
それにちなんだお菓子がこの「やき餅ばあさん」 でも、商品名には
( ̄□ ̄;)!!
以上、ぜひみなさまも井波に来られ~!でした。お読みいただきありがとうございました。
私と母(と、時々父)のように、のんびり散策、お勧めです。