こんばんは。
昨日は、「建国記念の日」でしたね!
改めてこの祝日の趣旨を調べてみたら、「建国をしのび、国を愛する心を養う」だそうです。
みなさまはいかが過ごされましたか?
私は、ご縁がありまして、 幕末、新選組に使い手が多かったという、「天然理心流」という武術の京都道場の、体験稽古に参加してまいりました。
*天然理心流*
流祖・近藤内内蔵之助氏が、1789年から1811年の寛政年間に創始した、剣術、居合術、柔術、棍術(棒術)、活法、気合術等を含む総合武術。
幕末の時代、近藤家4代目(試衛館)・近藤勇氏が、門弟の土方歳三氏、沖田総司氏、井上源三郎氏らとともに上洛し、のちに新選組をつくったことで有名な流派。
参加させていただいたのは、「天然理心流 心武館」の稽古です。
こちらの大塚館長さまは、天然理心流の精神と剣術の技法をほぼ完全に継承している方です。
ものすごい方にも関わらず、私のような超・初心者にも丁寧にわかりやすくご指導くださる、 この方から習いたい、と強く感じるお人柄の館長さまでした。
稽古場所は、すでに廃校になった小学校の体育館。
到着すると、門生の方々が雑巾がけをしていらっしゃるところでした。館長さまより、流派について、そして入門にあたっての心構えを、巻物を拝見しながら詳しくお伺いしました。
生半可な気持ちで始めてはならないことを再確認しました。
体育館を何周か走り、体操を行い、いよいよ木刀を持って構えの練習です。
私はもちろんまだ木刀を持っていないため、門生の方の鞘を刀代わりにお借りしての参加です。
プラスチックでできた鞘から、途中で木刀をお貸しいただき持ち直してみると、重い!
以前に聞いたことがあった太い木刀ではなく、普通の?木刀でしたが、それでも重い!!!
真剣はさらに重いと聞くので、相当な体力が必要のようです。
さらに、館長さまと向き合って構える機会が少しだけあったのですが、 木刀でありながら、刀先を目の前に向けられると、心の底から怖いと感じました。
真剣で斬り合っていた時代を、ほんの少しだけ、身近に感じることができました。
稽古は全体を通してとても楽しく感じ、もっと学びたい、うまく構えられるようになりたい、という思いが生まれました。
ですが、始めるには、流派の名に見合う自分になるという、確固たる覚悟、が必要です。他にもやりたいことがある私、中途半端になりはしないか、と、悩んでいるところです。
ご紹介いただきました嶋原 司太夫さん、館長さま、稽古にご一緒させていただいた門生の方々、
この度は大変お世話になりました。本当に、ありがとうございました。