母と冬散歩・神戸(前篇) | 京一花日記帳

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1月26日(日)は、母と神戸に行ってきました。

神戸の中心、JR三ノ宮駅へは、京都から50分ほどぶーぶー阪急でも、神戸三宮駅まで、一時間とちょっと♪

阪急のほうが、途中にオシャレな街に停まるので、急がないときは阪急がお勧めです。

この日は、時間が限られていたので、JRで!

三ノ宮駅に着くと、駅前で、水色のジャケットと黄色の帽子をかぶった方々にお声がけいただきました。




聞けば、「NPO法人 KOBE観光ガイドボランティア」の方々でした。





神戸21世紀復興記念事業を契機に、2001年10月に結成された団体で、震災時に国内外からのご支援への感謝の形として、神戸の観光ガイド活動をされているそうです!

どのお方も、とても笑顔が素敵でした。母が行きたかった北野エリアのガイドをしてくださるということで、お願いすることにしました!


まず、生田神社へ。




陣内さんと藤原さんが挙式を挙げたことで有名な生田神社(笑)


~江戸時代末期から明治時代初めには、生田神社の門前から海岸にかけての道の両側に桜の木が植えられ、俗謡に「梅は岡本、桜は生田、松のよいのは湊川」とうたわれる花見の名所でした~(神社hpより)


想像しただけで、うっとり… 春にもぜひ訪れてみたいです。

境内は広く、なんと14社ものお社がありました。




こちらは、樹齢約500年!!の、楠の御神木です。ものすごく大きいんです。


昭和20年に、このあたりは神戸大空襲を受け、その際にこの木も焼けてしまいました。

しかし!なんと力強く蘇り、今も生きているのだそうです。再生・再起・復興・合格の象徴として、信仰されているそうです。

「生田森」




神戸の市街のど真ん中にあるとは思えない静けさ。

古くより、この一帯は大森林であったそうで、度々合戦の舞台となりました。 特に平安末期(1184年)の源平合戦が有名です。

時代が移り変わっても、この森の御神域には人が入ることを許されず、うっそうとした深い森でしたが、御鎮座1800年祭を記念し、2001年、このように整備をしたのだそうです。

この森にも、神戸大空襲で焼けた木が、焦げたまま残っていました。

が、その木もまた、しっかりと命が息づいていました。本当に、復活の神様がいらっしゃるのですね。

続いて、「パールストリート」と呼ばれる通りへ。

明治時代、関西最大の貿易港だった神戸は、真珠産業の拠点になりました。

今も、真珠の加工や貿易業者がたくさん集まるこの通りが、いつしかパールストリートと呼ばれるようになったそうです。

建物の窓を見ると、どれも海ではなく、山側を向いていました。これは、真珠を見分ける際に、山から反射する光を使うためなのだそうですよ!!


パールストリートには、さすが神戸、国際色豊かな宗教の祈りの場が集まっていました。

「神戸ムスリムモスク」 現存する国内最古のイスラム寺院だそうです。




阪神大震災の時にもびくともせず、ここから支援物資などを運んだそうです。予約をすれば、一般の方も見学ができるそうです。


少し先には、「カトリック神戸中央教会」




震災後、もとは別々にあった3つの教会を合併させてできた教会とのこと。

この日、中に入らせていただきました。というか、普通に入れるようです。 中は広々として、とても綺麗な空間が広がっておりました。 パイプオルガンのような音楽が聞こえていて、耳を傾けました。


この近辺には、ギリシャ正教やユダヤ教、ジャイナ教の施設もあるそうです。
神戸は、たくさんの異国の宗教が混在しながらも、衝突などは全くない。 お互いの宗教を理解しあっているから…とは、ボランティアガイドさんのお話。素敵です。


そして、有名な「北野坂」へ♡

神戸の珈琲といえば!という、「にしむら」の店構え。オサレです!




↓こちらの西洋館は、明治40年築の建物。コロニアルスタイルというそうです。

もとは「北野物語館」という施設でしたが、2009年よりスターバックスになりました。




この北野坂には、街灯が立ち並び、お花も綺麗に植えられています。街の人に大切にされていることが、伝わってきました。




そして、やってきました!神戸異人館エリアです。





続きます。