出席者が揃い開会の挨拶~乾杯~集合写真のながれである
集合写真は初めの方にしてくれと打ち合わせの時にワタシが提案した
男子の一人が『和んできていい感じになった最後でええやん』
と、全くオンナゴコロを理解しない発言があった
私達女子は分単位いや、秒単位で老けていくのだ
化粧のノった初めの方でないと ドエライ事になるのだ
髪型を整えた初めの方でないと貞子バリになるのだ
力説するワタシに
他の実行委員の女子達も『そーだ!そーだ!』と加勢する
おもいっきり引く男子・・・
女子の勢いで初めにクラスごとの撮影が無事終了~~
何事も思いつきでは許されない
全力を注ぐのだ
写真撮影が終わりそれぞれ懐かしい友と語り合う
最初に配って書いてもらったネームプレートは大活躍
あだ名や旧姓を記入することでアナタドナタ?
なんて失礼することもなく会話できるのだ
料理にも目をくれずはしゃぎ合う
そこでワタシはシンデレラになった
久しぶりに会う男子から女子から
『京姫!ひさしぶり!変わってへんやん!』
から始まり
『え~~?京姫?キレイやん!』
とか
『京姫が今日、一番やわ』
とか
『何の仕事してるの?なんか美容とかモデルとか?』
等々言われまくり
胃のない旦那を忘れてワタシは
『なに嬉しいコト言ってくれてんの~~おほほ~~』
とか
『もうあかんよ~~齢いくよな~お互いに~ にょほほ~~』
などと謙虚さを出しながらも浮かれていた
どうやらワタシは四角くなっていないようだ
今日来てヨカッタ
辛いこともあったけれどイイこともあるのね
なんて酔いしれていたのである
程なく『昔好きだった人』投票の結果発表となった
今回の目玉である投票が受付けの時になされていたのである
もしかして・・・
シンデレラ京姫は
もしかして・・・上位に食い込んでしまうんじゃ・・・
そう言えば昔、ラブレターもらったな
電話かかってきてたな
いやだ・・・恥ずかしい・・・
悶々と高ぶるワタシ
『それでは開票いたします!!』
司会をしてくれてる実行委員が叫んだ
『まず、男子から!』
3位○○くん!、2位○○くん!と読み上げる
『そして1位は野球部主将○○くん!』
会場は沸く~~
『続きまして女子であります!』
はぁ~~きちゃったよ~
ワタシ何位だよ~~
3位○○さん! 2位○○さん!
えーーーーないじゃん
もしかして・・・
もしかしちゃう~~
『栄えある第1位は~~』
『偽マドンナさんです!!!』
え ・ ・ ・
やはり?
彼女ってばまじマドンナ?
偽は
ワタシ・・・?
あはは・・・
久々の登場~~
渥美清じゃないよ~~
(お約束ねっ)
京姫2ちゃい
しまった・・・
己を忘れてしまっていた・・・
胃のない旦那を支えるワタシがウカツにも舞い上がってしまった
無事その後2次会、3次会と盛り上がり解散となりました
翌日テレビにマッチが映っていた
近藤真彦とは同級生である
マッチはキレイなおっさんだ
昨日の会場にはキレイなおっさんはいなかった・・・
昔付き合っていた彼は欠席だった
会いたいような気もしていたが会わない方がいいのだと思う
もし会って四角でハゲていたらと思うと・・・
おわり