今日は町内の運動会だ
いつの頃からか避けるようになってしまった
今年も実は何か種目に出てほしいと
町内の世話役さんに言われたが仕事だと嘘をついた
あれは確か15年ほどまえ
運動会が終わり恒例の福引きがあった
運動会まえにもらうパンフレットに
福引き番号がついている
運動場にたくさんの人数が最後まで残ってのドキドキの瞬間
やれ洗剤セットが当たっただの
やれポットが当たっただの
当たった人が前に出てもらいに行く
どんどんイイものが渡されていく
係の方『では最後に特賞の自転車です!』
お~~!歓声が上がる
みな自分が当たるかと番号をにらめっこ
係の方『その番号は・・・○○○477です!』
だれ?
だれ?
だれなの~~~?
・・・
ワタシだ
当たっちまった
係の方『どなたですか?どうぞ前へ~~!』
ワタシはたくさんの人のかなり後方にいた
1歩2歩と前に進むと
わんさか前にいた人たちが後を振り向いて
ワタシが歩く前に大きく道ができる
ワタシは実はここらでは顔が知れている
『あ、京姫さんや!』
『○○さんとこの嫁さんやわ!』
などとアチコチから声が聞こえる
やっと前にたどり着いたワタシは
紅白のリボンがかかった自転車を授与された
めっちゃ・・・
恥ずかしかった・・・
家まで自転車を押して帰る道々・・・
みんなの視線・・・
それから毎年運動会前後になると
道で出会う人に
『あの自転車乗ってるか~~w』
などと
ちょいちょいその話を振ってこられるのだ
言わしてもらって1度も乗ってないぞ~~
恥ずかしくて乗れるか~~
親戚にあげたよ~~
さすがに最近では言われないけどね
時が経ちいまではテレビや空気清浄機と
商品が変わっているらしい
ワタシも家に入るモノがよかったのに・・・
運動会はそんな苦い思い出があります
で、嘘ついたから家でおこもり中