8月17日午後
仕事中に携帯が鳴った
見ると覚えのない番号・・・
仕事がらみだといけないので出た
『こちら〇ー〇ン化粧品でございます』
あ・・・あのインセンティヴ女の!!!
すっかり忘れていた
『明後日、19日の体験エステのご予約確認でございます』
そうだ
そうだった
『あ・・・はいはい』
すっかり忘れていた
『お時間の変更などございませんか?それではお待ち致しております~』
断る理由も思いつかず
『は~い。よろしくお願いしま~す』
と、言って切った
しかし、今さらだがどんなトコなの?と不安になり
家に帰りパソコンでその化粧品会社のエステの口コミを検索
すると出るわ出るわ悪口コメント
エステの前の肌診断でこんな肌でどうする?と言われた
だの
よく今までほっといたなと言われた
だの
こんな肌は見たことないと言われた
だの
あげくに最後16万もの化粧品を買わされた
だの
買わないと分かったらエステシャンの態度が豹変
だの
だの
だの
・・・・
こ・・・・こわっ
まぁまぁ知られた会社なのにこの言われよう
いい口コミもあったが関係者のサクラに思えてしまう
どうするワタシ・・・
ついつい負けて16万の化粧品を持ち帰るのか
次のエステの予約をしてしまうのか
自分で自分がワカラナイ
すっぱり断れる人間なのか
気が弱くて丸めこまれる人間なのか
ワタシって・・・?ワタシって・・・?
あのインセンティヴ女の崩れた化粧顔・・・
あのインセンティヴ女こそエステしなくてはいけないんじゃないか
などと考えているうちに当日。。。
四条まで出た
あるビルのエレベーターで7階に上がった
店の前に立ち
扉を開けた
明るい店内
何人もの笑顔のエステシャン
『いらっしゃいませ~!お待ちしておりました~』
ここから戦いは始まった
つづく