母の小さな異変






指示されたことが出来ない






何でもテキパキこなす
母にとっては
訳が分からない
初めての経験だったようです









スーパーでは
午前中のうちに
ランチタイムに合わせて
お弁当や
巻き寿司
揚げ物を準備しないといけません






それなのに、、、







母は
何故か身体が
思うように動かない、、、
指示された時間内に
指示されたことが出来ないと
悩んでいる様子でした







母も家族も
まだ慣れてないから、、、かな?
と思っていました







母は真面目な性格で
自宅でもお弁当を詰める練習をしたり
どこに何があるか
メモを見返して
覚えてみたり





こんなはずじゃないと
必死にもがいている様子でした








そんなある日








同居している三女から
電話がありました






『何か様子が変やねん』
『え??何が?どう変なん?』





妹のただならぬ様子を感じ
私と長女は
2人で急いで
実家に様子を見に行きました






母はお昼前だと言うのに
パジャマ姿






妹の隣にいる母を見て

なんか病人みたいやなーと
思ったのを
覚えています







妹にどうしたん?と聞くと





妹は今にも泣きそうになりながら
『お母さん手が震えてるねん』




『・・・』





『ほらな、自分では何もしてないのにな
手が震えてるねん』







母の身体は
母の意思とは関係なく
小刻みに震えて
力が入らない様子でした





その頃の私達は
パーキンソン病の【パ】の字も知らない
パーキンソン病とは無縁の
世界にいました





まさかこれから先
この病気と
長く付き合うことになるとは
こんなに命がけで
戦うことになるとは
想像もしていませんでした






ただ
何故か皆んな
胸のあたりがモヤモヤして
胸騒ぎがしていたと思います






父も隣で心配していました。。