二回目の妊婦検診と、初期ドックの結果を、

それぞれの病院に聞きに行く。

初期ドックについては、まあクリアとする。
詳しくは後日書き留める。
妊婦検診では、後日ちょっと深刻な再検査。
これも後日書き留める。



深刻な再検査は一旦説明が終わり、検診で、
「性別知りたいですか?」と先生。


「へっ?もう解るんですか!」
「知りたいッス!」



聞きました。




二つの通院を終え、
ネガティブな報告とポジティブな報告がある、と
旦那にメール。


残業せずにすっ飛んで帰って来た旦那に



とりあえずクリアの初期ドックの結果。
もう一つの深刻な再検査の結果を伝え終わり、


そのままサラっと赤ちゃんの性別を報告。



どうやら





生まれるまでお楽しみにしておきたかったらしい旦那



「聞きたくなかったあああ!」と
涙目になっておられました。



だってあんた、先週性別の話しサラっとしてたじゃん、

と思いつつ、軽率だったかしら、と反省。



デリカシーの無さにより、旦那に一方的に赤
ちゃんの性別を告げるという性別告知テロをぶちかまし、



己のデリカシーのなさを知りました。



サンタさん、プレゼントにデリカシーを下さい。
三月に、第二子が神様に選ばれて、
彼の元に旅だってから三度目の妊娠。

医者に向かう足が進まない。また突き付けられる
悲しい現実は受け止めたくなかった。


だけど、頑張って私の中に来てくれた命だ。

親としての責任がある。こんなところで
思わぬ自分の母性にびっくり。

6週と思われる子宮には、胎嚢と卵黄嚢。


赤ちゃんはいなかった。


「胎嚢は育ってるし、一週間位は誤差だから。」

排卵検査薬での週数から見て、大幅なズレは無い筈だった。

それから毎日ご先祖様に、子供達に、
おじさんおばさんにお祈りして

反して悪いシミュレーションもしてしまって。


30代、鬼のように早い毎日が
カタツムリみたいに遅く感じた。


そして今日。

結果はどうあれ、我が子の為に全て受け止めよう。


診察台にあがった。


そこには、先週いなかった赤ちゃんがいて、

一生懸命に心臓をバクバクしていた。


「赤ちゃん見えますね、こっちが頭、こっちがお尻、
で、心臓動いてるの解りますか?」


…心臓は解りますが、頭かお尻かはよく解りません。ポカーン。



が、涙が出ていて、台から降りる時は足が震えていた。


平然を装いながら、病院を出たら旦那に電話。


平然を装いながら、買い物。


平然を装いながら帰宅。


何度も、何度も心の中で



「エイドリアアアア~ン!」


とガッツポーズを繰り返した。


神様、この子はあなたにあげられません。


地上にも宝物は必要なんだもん。