フェルメールinドイツ/窓辺で手紙を読む女 | NIGHT RANGER Fan Page管理人日記「緊急指令WJ」

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久し振りにフェルメールネタです。
ドイツのドレスデンとベルリンで合計4枚のフェルメールの作品を見てきました。
(ずいぶん前の話ですが。。。。汗)

アムステルダムから飛行機でベルリンに移動してまずは
公共機関スト中のベルリンから特急で2時間ぐらいのドレスデンという町に

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幸い、長距離列車はこの時点ではストに入って無かったのでベルリンから日帰りで行けましたが
翌週からは止まってしまったそうです(あぶねーーー)

今まで約30数点しかないフェルメールの絵の内、3分の2ほど鑑賞しましたが
この「窓辺で手紙を読む女」が現時点で個人的No1になりました。
美術館に立ててあるパネルの角からこの絵が見えた時は全身鳥肌が立ちました(本当)
過去にフェルメールの絵で鳥肌が立ったのは3回目ぐらいです。

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結構大きな絵ですが手紙を持つ手が「ギュッ」という感じで握りしめていて
なんとなく切ない気分が伝わってくる絵でした。
3時間(!)ぐらいこの絵の前にいました。
写真ではよく見えないですがいつものフェルメール・ブルーが鮮やかでしたよ。
本当に300年以上前の絵と言うことが信じられないぐらいの説得力でした。

この絵は第二次世界大戦中にオランダからナチスが強奪してその後ソ連に没収された経緯があり、
今はドイツに戻ってきています(本来ならアムステルダム国立美術館だと思うのですが、、、汗)

隣には同じくフェルメールの初期の作品「取り持ち女」という絵が並んでいます。

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この「取り持ち女」という題材は数多くの画家が書いてますので詳しい説明は割愛
一言で言うと「こんな事しちゃ駄目よ!」と教訓の為に当時のオランダでは自宅に飾られてた絵です。
ちなみに一説によると左の黒い服を着た男性はフェルメール本人の自画像じゃないかと言われてます。
他の画家の作品にはこの人物は書かれてませんので。。。

ドレスデンの町はこんな感じです、
ドイツの町の古い建物は黒く焼けていて空爆の痕がなまなましく残っています。

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絵だけを見てそそくさとその日中にベルリンへ戻りました。
ベルリンには大橋巨泉が好きな絵(笑)があるので次回に。。。。