はじめに…
ようこそ。この物語に出逢ってくださいましたこと、心より感謝申し上げます。
インディゴチルドレンの私のために、私の元にやってきた彼。今世では親子という形でめぐり逢い、人生で本当に大切なことを氣づかせてくれるため… 私を成長させるため…
としか思えないようなドラマティックなストーリーが次々と展開していきます。
どうぞお楽しみいただけましたら幸いです。




 

" Transit "

第1章 ㉖

【一万時間の法則】

  

氣持ちの整理はついていた。 

 

 

大学生になる同級生たちを横目に

浪人生となるのだ。 

 

 

問題は、予備校。。。 

引き続き都内の大手に通うのか、

宇都宮に戻ってまたKILALAでやるのか、

 

彼の性格上、大手の中では自分から質問したり

先生を捕まえることはほぼないのだろう。

ただただ、課題を描いて講評を聞くだけに。。 

 

KILALAでは少人数だから先生との距離も近く、

憧れの先生ということもあり、

密に指導していただけるはず。 

 

 

話し合いの結果、

すんなりと、

宇都宮に戻りKILALAでの浪人生活を決めた。 

  


 

美術に関しては全くわからないど素人の私は、

KILALAの学院長に挨拶に伺い、

改めてお願いしたのだ。 

 

 

そして来年は、藝大一本でなく、

ムサタマも受験することを約束した。 

 

 

藝大… まずは1次試験を通らないことには

2次試験を受けることもできないわけで… 

   

石膏デッサン。。。

一番の課題なのであろう。。。

 

そしてまだ、

油絵で育った癖は抜けきれていないようで。。。 

 

 

とにかく、

今はひたすら描いて描いて描きまくるしか

画力を上げるしか、

それしかないのかもしれない。  

  


 

人生初の挫折…  なのか。。。

 

きっと将来この経験が活きるはずだから、

凹まず、腐らず、ただ前を向いて進んで欲しい。 

 



 

 

そう。

一万時間の法則。  

 

まだ達していないだけ。 

 

圧倒的な基礎力をつけたらいい。

 


どんなド素人でも1万時間修行したり、研鑽したりすると、だれでもプロになれるという法則です。

1万時間というのは、1日3時間費やすと1年で1000時間、つまり、10年間かかります。

1日9時間なら…



  

高校生でもなく、

大学生でもなく、

社会人でもなく、 


今この時を、必要で貴重なこの時を、

存分に味わってみたら何か観えてくるはず。  

 


 

 

 

ガンバろ!!





  


 
つづく。。。 
 
 
  
 

à bientôt!ウインク