リハビリ病院に転院して、母は元気のない日が続いた。
担当医に最初に言われたこと。
「ここは、リハビリ病院だから、すぐにリハビリ始めます。ただ、お母さんは認知症だからね~、入院出来る期間全部使っても、回復の見込はないだろうね~。そして、今低栄養になってるから、動くのも難しいと思うね。」
なんだか…認知症がせつない扱いに感じた。
この感じ、初めてではないけど…
慣れない。
多分、こういう空気は認知症の母も感じているのだと思った。
どうも食欲がないらしい。
食べることが唯一の楽しみになってる母なのに…食いしん坊な母なのに…。
「ご飯食べてないって?」
って聞いても…
『食べてるわよ。』
って答えるし。
理由なんて分かったもんじゃない。
「しっかり食べないと、筋肉はどんどん落ちるから寝たきりになっちゃうよ?」
って言ったら…
『私、もう長くないんでしょ!いいの!このまま死ぬんだから!気にしないで!!』
って…骨折も手術も、リハビリってことも忘れてすっ飛ばして!病気でもう長くないと思っていらした
内蔵は間違いなく、私よりお元気よ♪
そして、私の説明に安心したのか…
私が持参した栄養の高いおやつを嬉しそうに食べてくれた。
しかし、このやり取りも一度で終わるはずもなく…しばらくの間、母は不治の病という設定が続いた…
歩けるようになるかなぁ~
負けてたまるかぁっっっ!!!