鷹野や可南子じゃないけれど

鷲津どうしちゃったんだ、お前 な第10話。




四面楚歌、疑心暗鬼…なんていう四字熟語が浮かんでくる今夜の鷲津亨。




憎たらしいけど鶴巻さんの言葉がいちいち芯を食ってて、心が痛い。


曰く、力を使って誰かを救うのは気持ちがいい、誰かのために善を成す、そのためにはもっと力が必要になり、いくつか善を重ねるうちにいつしかそれが悪と呼ばれることになる。

凄い言葉だ。



そして。力を持たない私の心に一撃をくらったのが、

この国の人間は気分でしか政治を考えない

という言葉。



このシーンの鶴巻さんの台詞は自身をも見透かされたようで、なんか泣きそうになりました。




鶴巻や総理の言う秩序、と言う言葉もなんかいやらしい言葉です。逃れることのできない呪縛のような。

奇しくも前作のエルピスでも鈴木亮平が言ってましたね。そんなことをしたらこの国の秩序が壊れるって。




鷲津は正義のために戦ううちに、自分の立ってる場所、周りが全く見えなくなってしまって。瞳の色までも変わってしまったよう。何かに取り憑かれている目になってしまった。。



ホント正義って何なんだろう⁈って考えてしまうし、誰かの正義は裏を返せば誰かにとっては悪となり得る訳で。



前回も凄く人間臭いドラマって書いたけど、

頭脳明晰完璧な秘書だった鷲津が、実はかなり独断的直情的で、魑魅魍魎が跋扈する世界の中では何とも小物感漂う主人公であるというのも、とても面白い。




そして、今回可南子が言った

議員として聞いてもらいたかったんじゃないよ、家族として話を聞いてもらいたかっただけ。



これだよねーーーわしづ!

これが鷲津亨であったわけなんで。

家族を一番に考えてたあの頃に戻ってくれぇ🙏





って思ってたら

ラスト 眞人です。


トドメを刺しに来たって感じ!

やっぱりあの時陳情書見てたし、ね。

(でもあの陳情書本当に鷲津なの?ってまだしつこく思っていますが)



次回最終回。 眞人の正義が鷲津を力の魔力から救い出すことができるのでしょうか?それとも鷹野が助けてくれるのか。さよならとかごめんとか僕のせいとか、いろんな単語が耳に入ってきた予告。

どこに着地するのか⁈



泣いても笑ってもあと一回だ!